眼瞼下垂の治療法について

監修医師

安形 省吾

医療法人優聖会理事長

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安形省吾医師

眼瞼下垂の治療法について

こんにちは!大阪梅田の美容外科・美容皮膚科のプライベートスキンクリニック院長の安形です!

今回は、眼瞼下垂の治療法についてのご紹介です。
「目が開きにくい」「まぶたが重い」
と感じている方は、眼瞼下垂の症状が進んでいる可能性があります。

眼瞼下垂によってまぶたが上げにくくなると、視力低下や頭痛、肩こりなどさまざまな症状が現れるため、早めの対策が必要です。
でも、手術を受けるとなると怖いし抵抗があるという方もいらっしゃいますよね。

そこで、本日は眼瞼下垂のセルフケア法とクリニックで受けられる治療法について解説していきます。
切らずにできる治療もご紹介していますので、是非チェックしてくださいね!

セルフケアでできる眼瞼下垂の改善法・予防法

「眼瞼下垂の症状が気になるけど、なんとか自力で治らないかな?」と考えている方は、トレーニング、マッサージ、テープなどの方法をお試ししてみましょう。

眼瞼下垂対策トレーニング

額の筋肉ではなく、まぶたを上げる筋肉(眼瞼挙筋)を使って目を開けるように癖付けて、眼瞼下垂を予防するトレーニングです。

1. 背筋を伸ばし顎をひいて肩の力を抜きましょう。
2. 額の力も抜き、両手の人差し指、中指、薬指を揃えておでこにあてます。
3. 軽く目を閉じましょう。
4. おでこの力を使わずに目を大きく見開いて10秒キープします。
※おでこにあてた指が動かないように意識して目を開けるのがポイントです。
5. 目をゆっくり閉じて力を抜きます。
上記1~5を、1日数回繰り返しましょう。

眼瞼下垂対策マッサージ

目のまわりやまぶたの過度なマッサージは、眼瞼下垂を引き起こす原因となる眼瞼挙筋腱膜の緩みや伸びに拍車をかける行為となります。
ウェブサイトや動画などでよく紹介されているマッサージ法の中には、目の周辺を直接マッサージするものも多く注意が必要です。
まぶたをこする、押す、皮膚を引っ張ることはできる限りやめましょう。

まぶたをこすらずにまぶたのたるみを軽減する、おでこ、こめかみ、頭皮のマッサージご紹介します。
1. 人差し指と中指をまげて第二関節をおでこにあてて、まわすようにほぐしましょう。
2. 同様にこめかみをグリグリとほぐしていきます。
3. 耳の上から生え際にかけての頭皮を指の腹をつかって指圧しほぐしましょう。

クリーム・アイクリームで保湿・たるみケア

眼瞼下垂の直接の原因ではありませんが、皮膚の下垂もまぶたのたるみの原因となります。
肌の乾燥を防ぎハリを保つためには、目元用の美容液やクリームによる保湿が大切です。
日々のスキンケアはお顔用のクリームだけで済ませている方は、アイクリームを使用しましょう。
保湿機能以外にも引き締め作用によりシワやたるみを改善するアイクリームもありますので、機能面も重視して選ぶようにしましょう。

テープで吊り上げる

軽度の眼瞼下垂の症状を一時的に軽くする方法として、テープの活用法があります。
テープでまぶたを引っ張り上げるため、見た目が不細工になるという難点がありますので外出しない日にお試しくださいね。

市販のサージカルテープを用意しましょう。
1. 4~5cmの長さにテープを2枚カットします。
2. 目を閉じた状態でテープの先端をまぶたの上に貼ります。
3. 目を開けた状態でテープ逆側の先端をおでこに貼りましょう。
※まぶたを吊り上げるようなイメージでテープを上方向に引っ張りあげて固定するのがポイントです。
4. 1日中テープを貼って過ごします。

テープの粘着力が強すぎるとまぶたや額の肌を痛めたり眉毛が抜けやすくなるため、肌に優しいテープを選びましょう。

ヘアバンド

きつめのヘアバンドを使用しても、眉毛を持ちあげてまぶたを上がりやすくできます。

眼瞼下垂は痩せたら治る?

眼瞼下垂はあくまでも眼瞼挙筋・腱膜に問題があってまぶたが上がりにくくなる症状ですので、痩せても眼瞼下垂は治りません。
ただし、まぶたの脂肪の厚みが原因でまぶたが腫れぼったくなっている方は、痩せてまぶたの脂肪が減るとすっきりして目が開けやすくなる可能性はあります。

眼瞼下垂は点眼薬で治る?

目の上にあるミュラー筋を収縮させてまぶたを上がりやすくする点眼液はありますが、効果は一時的なものです。
眼瞼下垂の根本的な治療ができる点眼薬はありません。

眼瞼下垂のセルフケアとクリニックでの治療の違い

眼瞼下垂の治療法について

眼瞼下垂のセルフケアについていくつかご紹介しましたが、劇的な改善は難しいかもしれません。症状が軽度であれば予防効果や多少の改善効果が期待できる可能性はありますが、根本的な治療ではありません。

眼瞼下垂は、まぶたを上げる筋肉(眼瞼挙筋)の緩みや伸びが原因となりますので、トレーニングやマッサージでは改善が難しいのです。
クリニックでの治療は、手術によりまぶたをしっかりあげて眼瞼下垂を改善できる方法となります。
手術と言っても、体への負担が軽い切開なしの方法もありますので、必ずしも大掛かりなものではありません。眼瞼下垂を治したいと思っている方は、是非ご検討いただければ思います!
詳しくは次章で説明していきます。

眼瞼下垂の治療法

眼瞼下垂の治療法は、先天性の場合は腱移植等でまぶたの筋機能を回復する手術を行います。後天性の場合は、まぶたの皮膚を切開し緩んだ挙筋腱膜を縮めて固定する手術や切開せずにまぶたの裏から糸を通し埋没させる手術があります。患者様の症状とご希望により治療法を選択できます。

当院では眼瞼下垂の手術で保険診療は取り扱っておりませんが、美容クリニックだからこそできる”症状の改善だけではなく仕上がりも重視した手術”を提供しています。
目のまわりは、ほんの少しの変化でもお顔の表情に大きく影響します。
たるみを解消してパッチリ二重になりたい方だけではなく、逆にお顔の印象をあまり変化させたくない方もいらっしゃいます。
このような患者様一人一人のご希望に沿った手術ができるようこだわりを持って治療に取り組んでいます。

切らない眼瞼下垂(埋没法)手術

まぶたの裏側から糸を挿入してまぶたの上にあるミュラー筋を折りたたむ手術で、手術直後からまぶたが上げやすくなりスッキリとした印象となります。
見える部分に傷がつかず、メスを使う手術よりもダウンタイムが短いことから人気の高い方法となります。

眼瞼下垂手術(挙筋腱膜前転術)

二重ラインの上をメスで切開し、伸びてしまった挙筋腱膜を瞼板に縫い付けて固定する手術です。重度の眼瞼下垂にも対応でき、皮膚のたるみがある場合は皮膚も同時に切除して取り除きます。
術後は、重たいまぶたのたるみが改善し、目が開きやすくなります。

まとめ

眼瞼下垂のセルフケア法とクリニックで受けられる治療法をご紹介しました。
セルフケアでは根本的な治療はできませんが、予防にはつながりますので是非お試しくださいね!

また、ハードルが高いと感じてしまうクリニックでの治療ですが、症状が軽い場合はメスを使わない方法もありますので、まぶたの下がりによって何らかの症状が気になっている方は是非ご検討ください!

大阪梅田のプライベートスキンクリニック(PSC)では、患者様一人ひとりに最適な施術プランをご提案いたします。
眼瞼下垂でお悩みの方は、当院へお気軽にご相談ください。
医師・スタッフ一同心より皆様のご来院をお待ちしております!

よくあるご質問

眼瞼下垂の治療法についてについて、患者様からよくいただく質問をご紹介します。

Q.眼瞼下垂は自然に治りますか?

眼瞼下垂は自然には治りません。

Q.眼瞼下垂にはどのような治療法がありますか?

後天性の眼瞼下垂には、皮膚切開をして緩んだ筋肉を固定する眼瞼下垂手術(挙筋腱膜前転術)と切開せずに糸で留める切らない眼瞼下垂(埋没法)手術があります。

Q.眼瞼下垂はトレーニングやマッサージで治りますか?

眼瞼下垂は、トレーニングやマッサージでの予防効果や一時的な改善効果は期待できますが、根本的に治すことは難しいと言えます。

Q.眼瞼下垂の手術に年齢制限はありますか?

眼瞼下垂の手術を受けるにあたり、年齢制限はありません。
高齢者の方でも受けられますが、症状や健康状態によっては手術ができない場合もあります。

美容外科 美容皮膚科 プライベートスキンクリニック 梅田院
〒530-0002 大阪府
大阪市北区曽根崎新地1-3-16
京富ビル2階

この施術ページの監修医師

優聖会理事長 安形省吾(やすがた しょうご)

プライベートスキンクリニック 医療法人優聖会理事長 安形 省吾ドクター

患者様とのコミュニケーションを大事に、安心・納得していただける施術を心がけております。

略歴
平成14年
大阪医科大学医学部医学科:入学
平成22年
大阪医科大学付属病院 形成外科学教室:入局
平成23年
守口敬任会病院:入職
平成25年
東住吉森本病院:入職
平成27年
大阪医科大学付属病院 形成外科学教室:入職
形成外科専門医取得
助教就任
平成28年
東住吉森本病院:入職
平成30年
プライベートスキンクリニック:入職
所属
日本形成外科学会
正会員
正会員
VST(ボトックスビスタ)認定医
ヒアルロン酸バイクロスシリーズ注入認定医
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