二重切開のダウンタイムはどれくらい?

監修医師

安形 省吾

医療法人優聖会理事長

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安形省吾医師

二重切開のダウンタムはどれくらい?

こんにちは!大阪梅田の美容外科・美容皮膚科のプライベートスキンクリニック院長の安形です!

今回は、二重切開法のダウンタイムについてのご紹介です。理想の二重ラインを作ることができる二重切開法。後戻りの心配がなく、永続的な二重をご希望の方におすすめの施術です。そんな二重切開法は人気の高い施術ではありますが、目の上の切開ともなれば、どうしても目立ちやすいため、ダウンタイムがどのくらいなのか不安になる方も多いと思います。

そこで、本日は二重切開法のダウンタイムの期間、症状、ダウンタイムを少しでも短くするポイントについて解説します。二重完成までの経過もご紹介しますので、二重切開をご検討中の方は、是非チェックしてくださいね!

二重切開法のダウンタイムはどれくらい?

二重切開法のダウンタイムは2~3週間が目安となります。
もちろん個人差はありますが、切開する範囲によっても症状の強さが変わります。全切開か部分切開でも違いますし、切開する位置や範囲、深さ、患者様の体質やまぶたの厚さの差など、さまざまな要素がダウンタイムに影響します。

全切開と部分切開どっちを選ぶ?

二重切開法には、二重ラインに沿って全体を切開する「全切開法」と、二重ラインの一部分を切開する「部分切開法」があり、患者様のまぶたの状態によって、向き不向きがあります。
術後の副作用は部分切開の方が軽いケースが多いため、部分切開で行いたいと思われるかもしれませんが、全切開の方が切開範囲が広いため、脂肪の内部処理がしやすく、患者様が希望するデザインの二重を作りやすいというメリットがあります。特にまぶたの厚い方には、全切開をおすすめするケースが多いです。
術式の選択については、仕上がりと副作用の出やすさも含めて、事前に医師としっかり相談して決めましょう。

二重切開法の副作用

二重切開のダウンタイム

二重切開法のダウンタイム中に起きる主な症状としては、腫れと内出血があります。
いずれもピークは術後2~3日程度で、その後は徐々に治まっていきます。術後1週間前後に抜糸を行い、抜糸後は更に回復していきます。

腫れ

瞼の腫れは、2~3日目がピークとなります。部分切開法よりも、全切開法の方が腫れが強く出る傾向があります。

全切開法の腫れ

全切開法では、術後に強い腫れが1~2週間程度続くケースが多く、その後、軽度の腫れが完全にひくまでに、1か月~数か月かかります。人によってかなりの個人差があります。

部分切開法の腫れ

全切開に比べて切開範囲の少ない部分切開法では、術後の強い腫れは2~3日程度、その後1~2週間で腫れが落ち着きます。

内出血

切開手術ですので、内出血が生じやすくなります。
生じた場合は、回復までに1週間~1か月程度かかります。

痛み

術後、麻酔の効果が切れたタイミングで痛みが生じます。痛みのピークは当日です。すぐに回復される方もいますが、数日~1週間程度痛みを感じるケースもあります。
痛み止めで抑えられる方がほとんどです。
当院では、5日分の痛み止めを処方しています。

かゆみ

傷跡が回復する過程でかゆみが生じることがあります。

二重幅の違和感

施術直後は、傷跡や腫れ、内出血の影響で二重幅が広く見えますが、腫れがひいて完成に向かうにつれて、二重幅が狭くなっていきます。

傷跡

術後1~3か月ほどで、傷跡と二重のラインが重なり、傷跡が目立たなくなります。

引きつり・つっぱり感

瞼の皮膚の引きつり・つっぱり感は、1か月後がピークとなります。
その後、徐々に回復し2か月後には気にならなくなります。

二重切開法で二重が完成するまでの経過

腫れが完全にひいて二重が完成するまでには、2か月~6か月かかります。
完成までの期間は、施術の内容や個人差により、かなり幅があります。

施術直後~翌日

腫れと内出血が目立つ状態となります。
麻酔が切れると、痛みを感じるようになります。
痛み止めと抗生剤を内服します。

1週間後まで

この間に腫れのピークを迎えます。
内出血が強い場合は、この後も続く可能性があります。
術後1週間前後で抜糸を行います。

抜糸後~3週間後まで

抜糸の翌日から、アイメイクとコンタクトの使用が可能となります。
腫れは徐々に引いていきますが、軽度の腫れ・むくみは残ります。
内出血が長引いた場合でも、徐々に目立たなくなります。
皮膚の引きつり感は続きます。
二重ラインが徐々に狭くなっていきます。

1か月以降

まぶたの皮膚の引きつり感は、術後1か月頃がピークとなり、2か月目を目安になくなります。
傷跡が二重ラインと重なり目立たなくなるまでは、1~3か月程度かかります。
二重の幅が理想の状態になっていきます。
完全に二重が完成するまでには、2か月~6か月程度かかります。

二重切開法の施術例

二重全切開法症例(施術前と施術後)

施術 二重全切開法は、二重になるラインをまぶたの端から端まで切開し、内部処理を行って縫い合わせて二重を作る方法です。
特徴 施術時間は60分程度。内部処理を行うので術後に一重に戻ってしまうという心配はありません。埋没法では、元に戻ってしまう方や幅の広い二重を希望する方、たるみや脂肪の多い方などにおすすめです。
リスク(副作用) アレルギー(麻酔)、出血、血種、感染、傷跡の盛り上がり(瘢痕)、仕上がりに左右差を生じる場合があります。 強い腫れは約1~2週間程度で落ち着きますが、腫れが完全に無くなるまでは1ヵ月~数ヵ月程度かかる場合があります。 内出血が1週間~1ヵ月程度起こる場合があります。
注意事項 治療の結果には個人差があります。

ダウンタイムに差がでる理由とは?

二重切開法は、二重幅のデザインや切開範囲、体質の違いによってダウンタイムに差が生じます。
ダウンタイムがあまり取れない方は、その点も含めてカウンセリング時に相談することが大切です。

厚いまぶたは腫れやすい

皮膚が厚い方、まぶたの脂肪が多い方は、皮膚や脂肪等の余剰組織の切開範囲が広くなるため、腫れやすい傾向があります。

むくみやすい人は長引く

もともとむくみが出やすい人は、術後のまぶたのむくみも起こりやすく長引く可能性があります。

デザインで腫れやすさが変わる

二重幅が広いほど、腫れやすい傾向があります。
さらに、術後は切開した位置よりも二重幅が広くなるため、まぶたの腫れがよりわかりやすい状態となります。切開幅が広いほど、より腫れが目立ちやすくなる可能性があります。

アレルギー体質と目のアレルギー

アレルギー体質の方は、ちょっとした刺激に対しても敏感に反応しやすいため、術後の腫れが出やすい傾向があります。目のアレルギー症状が出ている方は、アレルギー反応が出やすい時期を避けたり、抗アレルギー薬等の使用で、炎症をできるだけ抑えた状態で手術を受けることが大切です。

医師の技術力

二重切開は切開を伴う手術ですので、医師の技術力によっても、まぶたへのダメージが変わるため、ダウンタイムに差がでる可能性があります。経験豊富で信頼できるクリニックを選びましょう。

どんな人が腫れやすい?

同じ施術をしても、人によって腫れやすさやダウンタイムは異なります。
二重切開法の場合は、以下のような方は腫れやすい傾向があります。

  • まぶたが厚い人
  • むくみやすい人
  • アレルギー体質の方

ダウンタイムの症状を早く治すポイント・術後の過ごし方

少しでも早く腫れを引かせて、症状を緩和させるために大切なポイントは、「安静にすること」と「患部を冷やすこと」です。施術後の過ごし方によって回復までの期間がかわりますので、しっかり対策を実践することが大切です。

目と瞼に触れない

傷や腫れ、違和感が気になるとは思いますが、なるべく目や瞼に触れないよう注意しましょう。回復過程でかゆみがでると、触ったり擦ったりしたくなりますが、炎症を少しでも早く治めるためには、触らないことが一番です。

腫れを冷やす

特に初めの3日間は、保冷剤、タオルなどで目の周辺を冷やすことで、炎症が鎮まり腫れがひきやすくなります。
強い腫れが長引く場合は、1週間を目安に冷やすようにしましょう。

目の負担と刺激を避けて安静に過ごす

術後は、できる限り安静に過ごしましょう。
腫れが強い間は、スマホやテレビ、読書などの目に負担がかかる行動は時短するなど工夫し、なるべく控えてください。
また、ホットアイマスクのような温かい刺激もよくありません。

目やまぶたの保護のためにサングラスやメガネを使用するのもおすすめです。外出時は、紫外線対策もしっかり行いましょう。

目の位置を心臓より高くする

目と心臓の高さが同等レベルになると、腫れやむくみ、内出血が起きやすくなります。
就寝時は、枕をなるべく高くしましょう。睡眠時間が長いと、まぶたのむくみが長引きやすくなるため、寝過ぎには注意しましょう。
また、起床時は、なるべく横にならずに座って過ごすのがおすすめです。

血行がよくなる行動を控える

血行がよくなると腫れや内出血が出やすくなりますので、注意が必要です。施術当日は、入浴を控えてシャワーにし、目の周りは濡らさないよう注意しましょう。

強い腫れが引くまでの間は、長風呂、飲酒、激しい運動は控えてください。

優しく洗顔する

施術翌日から目元の洗顔が可能となりますが、目の周りは擦らずに優しく洗顔するよう心がけましょう。

食事の工夫

むくみやすくなったり、血流がよくなりやすい食べ物は控えましょう。
・辛い物
・塩分が多いもの
・水分の摂り過ぎ
本来、術後は水分を十分に摂る必要がありますが、摂り過ぎによってむくみが悪化するようであれば、摂取量を調整しましょう。
カリウムを多く含む食べ物は、体内の余分な塩分や水分を尿として排出する作用がありますので、むくみ対策に役立ちます。

処方薬を使用する

術後に処方された薬は、炎症を抑えたり、痛みを和らげる作用があります。しっかりと使用しましょう。

仕事、外出はいつから?

1~2週間程度は腫れが目立つ可能性があります。
外出時はメガネ等である程度はカバーできますが、腫れている間は人と会う機会を制限するのがおすすめです。
特に腫れのピークが過ぎるまで(3日前後)は、お仕事もお休みする方もいます。

ご自身がどのくらい気にされるかにもよりますが、腫れの強さは予測が難しいですので、余裕をもって予定をたてるようにしましょう。

事前に用意するもの

事前に用意しておくと便利なものは、「腫れを隠すアイテム」と「目を冷やすアイテム」です。
術後も必要となる可能性がありますので、メガネや小さいタオル等を持参しましょう。

【隠すアイテム】

  • メガネ
  • サングラス

【冷やすアイテム】

  • タオル、ハンカチ
  • 保冷剤、保冷剤を包むもの

また、施術前はまぶたや目の周りがむくまないよう、水分や塩分、アルコールの摂取量に注意が必要です。マツエクをしている方は、事前にオフしておきましょう。

切開法は埋没法よりダウンタイムが長い

二重整形術には、「埋没法」と「切開法」の2種類の術式があります。
糸で留めて二重を作る「埋没法」よりも、切開して二重を作る「切開法」は、当たり前ですがダウンタイムは長くなります。
・埋没法のダウンタイム:3~7日
・切開法のダウンタイム:2~3週間

切開法は、二重デザインの自由度が高く、後戻りの心配がないというメリットがありますが、ダウンタイムの長さはデメリットと言えます。ご希望の二重のデザインやまぶたの状態を踏まえて、術式の選択についてしっかり検討しましょう。

プライベートスキンクリニック(PSC)の二重切開法とは

二重切開法は、二重になるラインをまぶたの端から端まで切開し、内部処理を行って縫い合わせて二重を作る方法です。
施術時間は60分程度で、内部処理を行うので術後に一重に戻ってしまうという心配はありません!
埋没法では、元に戻ってしまう方や幅の広い二重を希望する方、たるみや脂肪の多い方などにお勧めです。

デザインしたラインに沿ってメスで皮膚を切開します。
余分な眼窩内脂肪とROOF(隔膜前脂肪)を切除します。
必要がある場合のみ、たるみのある部分の皮膚を切除します。
過去に埋没法をうけていて糸が埋まっている場合は埋没糸を除去します。

二重切開法は、以下のような方におすすめです!

  • 幅広二重になりたい方
  • 埋没法では一重に戻ってしまった方
  • 瞼が腫れぼったい方
  • すっきりとした二重になりたい方

まとめ

二重切開法のダウンタイムと経過についてご紹介しました。
思い通りの二重ラインに近づく施術ではありますが、ダウンタイムはそれなりに長いと感じる方も多いと思いますので、施術後の行動や予定もしっかり考慮してご検討くださいね!

大阪梅田のプライベートスキンクリニック(PSC)では、患者様一人ひとりにぴったり合った施術プランをご提案いたします。
二重切開法を検討中の方は、当院へお気軽にご相談ください。
医師・スタッフ一同心より皆様のご来院をお待ちしております!

よくあるご質問

二重切開のダウンタイムはどれくらい?について、患者様からよくいただく質問をご紹介します。

Q.二重切開法のダウンタイムはどれくらいですか?

二重切開法のダウンタイムは、2~3週間程度が目安となります。

Q.二重切開法のダウンタイムの過ごし方を教えてください

目に負担がかからないように、安静に過ごしてください。
腫れが強い間は、冷やすのも効果的です。

Q.二重切開法の術後は何日間冷やすべきでしょうか?

術後3日間は冷やすのがおすすめです。その後は、腫れがひかなければ1週間までを目安に冷やしてください。

Q.二重切開法で完全に二重が完成するまでには、どのくらいの期間が必要ですか?

腫れがひいて安定するまでには、2~6か月かかります。人によってかなり個人差があります。

Q.二重切開法の傷跡は目立ちますか?

最終的には二重のラインと重なりますので、傷跡はわからなくなります。

美容外科 美容皮膚科 プライベートスキンクリニック 梅田院
〒530-0002 大阪府
大阪市北区曽根崎新地1-3-16
京富ビル2階

この施術ページの監修医師

優聖会理事長 安形省吾(やすがた しょうご)

プライベートスキンクリニック 医療法人優聖会理事長 安形 省吾ドクター

患者様とのコミュニケーションを大事に、安心・納得していただける施術を心がけております。

略歴
平成14年
大阪医科大学医学部医学科:入学
平成22年
大阪医科大学付属病院 形成外科学教室:入局
平成23年
守口敬任会病院:入職
平成25年
東住吉森本病院:入職
平成27年
大阪医科大学付属病院 形成外科学教室:入職
形成外科専門医取得
助教就任
平成28年
東住吉森本病院:入職
平成30年
プライベートスキンクリニック:入職
所属
日本形成外科学会
正会員
正会員
VST(ボトックスビスタ)認定医
ヒアルロン酸バイクロスシリーズ注入認定医
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