頬のコケ・へこみは加齢が原因?対策もご紹介!

監修医師

安形 省吾

医療法人優聖会理事長

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安形省吾医師

頬のコケ・へこみの原因や対策は?

不健康そうに見えたり、年齢よりも老けた印象になりがちな頬のコケやへこみ。

頬のコケやへこみは遺伝・骨格による場合もあり、比較的年齢の若い方でも悩んでいる方は少なからずいますが、特に30代~40代の女性に多いお悩みです。
これは、加齢にともない脂肪・筋肉・ハリや弾力が低下することで、たるみが生じるからかもしれません。

今回は、頬のコケやへこみの原因や対策、おすすめの施術についてお伝えします。
ふっくらした頬を取り戻し、若々しく健康的な印象を手に入れましょう!

加齢が原因で生じる頬のコケ・へこみ

頬のコケ・へこみの原因は?

具体的に頬のコケ・へこみの原因について見ていきましょう。
頬のコケ・へこみは、遺伝や骨格、体質による場合もありますが、加齢によるたるみで起こることも多いです。

加齢にともない

  • 骨の萎縮やズレ
  • 女性ホルモンの低下
  • 表情筋の衰えや脂肪の減少
  • 顔の靭帯(リガメント)や筋膜の衰え
  • ターンオーバーの低下

などが起こると、お肌はハリや弾力が低下していき、たるみが生じます。
ハリや弾力を維持できなくなったお肌は、重力に引っ張られるように下垂していきます。
すると頬全体のお肌・筋肉・脂肪も、それに引っ張られるように下垂していくため、頬にコケやへこみが生じてしまうのです。

骨の萎縮やズレ

骨の萎縮は多くの女性の場合、30代頃から始まります。
また40代になると骨を守る女性ホルモンが減少することで、さらに骨の萎縮が加速します。
骨はお肌の土台となるものですので、萎縮することで皮膚が余ってしまい、たるみが生じやすくなるのです。

また頬杖をつく・足を組む・片方で物を噛む・荷物を片方の手で持つなどの癖を長年続けてしまうと、片方だけコケやすくなります。
これは、骨格のズレが原因です。
骨格のズレに合わせて、筋肉やお肌が引っ張られるため片方だけコケてしまうのです。

女性ホルモンの低下

女性ホルモンには骨の形成だけではなく、ハリや弾力の元であるヒアルロン酸やコラーゲンの生成を促し、エラスチンの働きを維持する作用などもあります。

女性ホルモンが減少すると、ヒアルロン酸やコラーゲンの生成は低下し、エラスチンの働きも急速に低下します。
するとお肌を支える力が弱まるため、たるみが生じます。

脂肪の減少や筋肉の衰え

顔の筋肉といえば人の表情を作る表情筋です。
表情筋はお肌と骨をつなぎ、お肌の弾力を支えています。

加齢とともに、筋力は低下しやすくなります。
また体と同じく、使わないでいると衰えます。
無表情でいることが多かったり口数が少ないと表情筋の衰えは加速し、たるみが生じやすくなります。

ふっくらした頬を保つためには、コラーゲンやヒアルロン酸とともに脂肪も大切です。
ですが年齢を重ねると、顔の脂肪も萎縮して減少していきます。
減少するとハリや弾力が保てなくなり、たるみが生じます。

また脂肪の減少はたるみだけではなく、お肌の滑らかさを失わせお肌に凸凹を作ります。
そこに影が生じて、頬がコケているように見えることがあります。

顔の靭帯(リガメント)や筋膜(SMAS)の衰え

顔の靭帯(リガメント)や筋膜(SMAS)も、加齢によって衰えます。

靭帯は、骨・脂肪・筋肉・皮膚を繋いでいます。
筋膜(SMAS)は、皮下脂肪と筋肉の間に存在しています。
これらが衰えると、脂肪や皮膚が下垂してたるみ、頬のコケやへこみが発生してしまうのです。

ターンオーバーの低下

お肌のターンオーバーの低下は、もちろん加齢によるものだけではありませんが、年齢を重ねることでさらに低下しやすくなるのです。
ターンオーバーの低下はコラーゲンやエラスチンの生成低下にも繋がり、たるみが生じやすくなります。

また長年、猫背や前傾姿勢など偏った姿勢でいる癖がある場合は、さらにターンオーバーの低下を加速してしまう可能性があります。

偏った姿勢は、肩や首などの筋肉にコリを生じさせやすくなります。
肩や首のコリは、血流が滞りやすく体の新陳代謝が低下します。
すると、お肌のターンオーバーも低下してしまうのです。

さらに40代からは、目の疲れを感じやすくなります。
目が疲れることで、頭にコリが生じやすくなります。
頭のコリは頭皮を硬くします。
頭皮が硬くなると、たるみが生じやすくなります。

体重の急激な減少

年齢とともに減少しやすくなる顔の脂肪ですが、急激に体重が落ちることで、ますます頬の脂肪が減少してしまうためコケてしまいます。

特に過度な食事制限によるダイエットには要注意です。
急激な体重の減少は、脂肪の減少だけではなく筋肉量も低下させてしまいます。
また栄養不足によるターンオーバーの乱れが起こり、たるみが生じやすくなります。

以上のように頬のコケやへこみは、加齢にともなうさまざまなことが原因で起こりやすくなるのです。

それでは、頬のコケやへこみの対策について見ていきましょう。

頬のコケ・へこみ対策

スキンケア

エイジング効果に期待できるアイテムを、年齢に合わせて選ぶようにしましょう。
化粧水や乳液だけではなく、スペシャルケアとして美容液やクリーム、パックなども取り入れると効果的です。

また年齢を重ねると、お肌が乾燥しやすくなります。
乾燥はハリや弾力の低下に繋がり、ターンオーバーの乱れの原因になります。

乾燥を防ぐためには、保湿を意識したスキンケアも大切です。
紫外線も、お肌の乾燥やたるみを促進しますので、しっかり紫外線対策もしましょう。

姿勢に気をつける

姿勢を正してターンオーバーの低下、骨格のズレなどを防ぎましょう。
常に背筋を伸ばすように意識し、足を組むことは控えて、食事の際は両方で噛むようにしましょう。

スマホやパソコンなどを操作する際は、猫背や前傾姿勢にならないように気をつけてください。
荷物をいつも同じ手で持つことも骨格の歪みに繋がりますので、気をつけてください。

いつも正しい姿勢でいることや、直ぐに癖を改善することは大変かもしれませんが、少しでも意識して改善していけるようにしましょう。

スマホやパソコンの長時間操作は目の疲れに繋がるため、なるべく気をつけたいところですが、仕事柄難しいという方もいるかもしれません。
そんな方には、頭皮マッサージがおすすめです。

ぜひ、試してみてください!

頭皮マッサージ

紫外線の刺激や加齢によって、頭皮もたるみます。
頭皮のたるみは、顔のたるみに繋がります。

そのため週1回程度の頭皮マッサージも有効的です。
マッサージすることで頭皮が柔らかくなり、血行が促進され筋肉のコリを和らげます。
顔のリフトアップ効果にも期待できます。

表情筋を鍛える

普段からできるだけ意識して表情筋を動かし、衰えさせないようにしましょう。
手軽にできるエクササイズを活用するのも有効的です。

表情筋を鍛えるエクササイズ

表情筋を鍛えるエクササイズをしてみましょう。
とても簡単にできますので、ぜひお試しください。

顔全体を動かしながら「あ」「い」「う」「え」「お」と声に出して言ってみましょう。
その時、そのままの表情を数秒キープしてください。これを数回繰り返しましょう。

ポイントは、顔全体をきちんと動かすことです。
少し大げさに感じる位、動かしてみましょう。
あまり人と話す機会がない日や、ストレスが溜まってきたなと感じる時などに効果的です。

以上のセルフケアに加えて規則正しい生活習慣を意識することや、ダイエットなどで急激な体重減少をしないように気を付けることも大切です。

これらを意識して続けていくことで、頬のコケやへこみの改善・予防に繋がりますので、ぜひ続けてみてくださいね!

頬コケ・へこみの改善におすすめの美容医療

最後に美容クリニックでの、おすすめの治療についてお伝えします。

美容クリニックでの治療というと、どうしても大掛かりな施術をイメージしてしまい、抵抗を感じる方もいるかもしれません。
そんな方にもおすすめなのが、大掛かりな施術と比べると施術時間が短く手軽に受けやすいヒアルロン酸の注入です。

ヒアルロン酸をコケた部分に注入することで

  • 頬にハリが出てふっくら
  • 丸みのある、なめらかな輪郭に
  • リフトアップ効果でフェイスラインもスッキリ
  • ほうれい線やシワも改善
  • 頬にボリュームが出て小顔に

など、若々しく健康的な印象に導くための、さまざまな効果が期待できます。
骨格や頬の状態によって注入する量を調整するため、理想の顔へ近づけやすくなります。
そして施術後は、比較的早い段階で見た目の変化を実感できます。

以上のことから頬のコケやへこみには、ヒアルロン酸の注入がおすすめです。

ただ、注意点もあります。
それはヒアルロン酸注入の仕上がりは、医師の技量に大きく左右されるということです。
ヒアルロン酸をただ注入するだけの施術ですので、とても簡単なように感じるかもしれません。

ですが注入する適切な箇所や量などを、熟練の医師がしっかり見極め施術しなければ、満足のいく仕上がりにならない可能性が高くなるのです。

後から想像と違った、不自然な仕上がりになったと後悔しないためには、経験豊富な医師がいるクリニックで施術を受けることが大切です。
事前のクリニック選びは、慎重に行うようにしましょう。

当院ではカウンセリングをしっかりと行い、経験豊富な医師が適切な注入箇所や量を見極めてご提案しています。
合わせてこちらの記事もご覧ください!

施術についてはこちら!

ヒアルロン酸注射の施術例

ヒアルロン酸注射の施術例

施術 たるみの原因となる、靭帯(リガメント)の緩みをヒアルロン酸で補強することで、お顔のリフトアップを可能にしました。更に、お肌の真皮層へ注入し、シワや凹みを目立ちにくくします。
特徴 ヒアルロン酸注射は、リフトアップ効果や、シワや凹みを目立ちにくくする効果があります。施術直後から効果を実感でき、ダウンタイムが少ないので人気の施術です。
リスク(副作用) 針を刺した部分や注入部分に赤みや腫れが、1~7日程度生じる事があります。
注意事項 治療の結果には個人差があります。

まとめ

以上、頬のコケやへこみについてお伝えしました。

30代から40代にかけて、女性の体やお肌には変化が訪れます。
そのため、頬のコケやへこみに悩む方が増える傾向にあるのかもしれません。

頬のコケやへこみの印象を直ぐに変えたい場合は、ヒアルロン酸の注入がおすすめです。
この機会に、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。

またセルフケアでは、エイジング効果に期待できるアイテムでスキンケアをしたり姿勢に気をつけて、有効的なマッサージやエクササイズを取り入れることが改善対策になります。

ふっくらした頬を維持して、若々しく健康的な印象を取り戻しましょう!

ヒアルロン酸の施術を検討中の方は、ぜひ当院にお任せください。
経験豊富な医師が、高い注入技術で施術いたします。
また患者様一人ひとりに寄り添った丁寧なカウンセリングで、お悩みに合わせて最適なプランをご提案いたします。

皆様のご来院、心よりお待ちしております!

よくあるご質問

頬のコケ・へこみは加齢が原因?対策もご紹介!について、患者様からよくいただく質問をご紹介します。

Q.頬のコケを何とかしたいです

頬がコケる原因を改善することで、頬のコケを予防・改善できる可能性はあります。
そのため、セルフケアを続けて行うことが有効的です。
また、直ぐに印象を変えたいという場合は、ヒアルロン酸の注入がおすすめです。

大掛かりな施術に比べると施術時間が短く、また施術後は比較的早い段階で見た目の変化を実感することができます。ただし、仕上がりは医師の技量に左右されますので、クリニック選びは慎重に行う必要があります。
・頬のコケにはヒアルロン酸注射がおすすめ

Q.40代になって頬のコケが気になります

頬がコケる理由はさまざまですが、特に女性は30代~40代にかけて

・骨の萎縮
・女性ホルモンの低下
・脂肪の減少や表情筋の衰え
・顔の靭帯(リガメント)や筋膜(SMAS)の衰え
・ターンオーバーの低下
など、体やお肌に変化が現れ始める年齢でもあります。
それによって生じるお肌のたるみによって、頬のコケやへこみが起きている可能性があります。
・頬のコケにはヒアルロン酸注射がおすすめ

Q.頬がコケているせいで老けて見られます

頬にハリや弾力がありふっくらしていると、顔に立体感が生まれ若々しい印象になります。反対に頬にボリュームが無くなり、ハリや弾力が低下して頬がコケると、顔に立体感が無くなりのっぺりとして老けた印象になります。

Q.頬がこける原因は何ですか?

頬がこける原因は、元々の骨格や体質による場合もありますが、お顔の脂肪の減少、表情筋の衰え、ターンオーバーの低下など加齢によるものが多いです。こけた部分にヒアルロン酸を注入するとふっくらとさせることができます。

Q.頬こけの原因は骨格ですか?

頬こけの原因は骨格のみとは限らず、骨格、皮下脂肪、表情筋、加齢などのさまざまな要因が複雑に絡み合って起こると考えられています。

Q.老化すると顔に凹凸ができるのはなぜですか?

老化するとフェイスラインが凸凹する理由として、以下の3つの原因が考えられます。
・骨の萎縮
加齢とともに、顔の骨が萎縮します。特に、こめかみや頬、あごの骨が萎縮すると、皮膚がたるみ、凹凸が目立ってきます。
・筋肉の衰え
加齢とともに、筋肉が衰えます。筋膜(SMAS)が衰えると、その上にある皮膚を支えることができなくなり、たるみや凹凸が目立つようになります。
・皮膚の弾力低下
加齢とともに、皮膚の弾力が低下します。皮膚の弾力が低下すると、たるみや凹凸が目立つようになります。
これらの原因によって、顔の骨格、筋肉、皮膚のバランスが崩れ、凹凸が目立つようになります。

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京富ビル2階

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優聖会理事長安形省吾

患者様とのコミュニケーションを大事に、安心・納得していただける施術を心がけております。

医療法人優聖会最高顧問 井畑 峰紀

患者様とのコミュニケーションを大事に、安心・納得していただける施術を心がけております。

所属

平成14年
大阪医科大学医学部医学科:入学
平成22年
大阪医科大学付属病院 形成外科学教室:入局
平成23年
守口敬任会病院:入職
平成25年
東住吉森本病院:入職
平成27年
大阪医科大学付属病院 形成外科学教室:入職
形成外科専門医取得
助教就任
平成28年
東住吉森本病院:入職
平成30年
プライベートスキンクリニック:入職

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