すっぴん時の顔が赤い原因とは?美容医療で改善できる?
目次
気になるお顔の赤みは、敏感肌の方に多いと言われていますが、人によって症状や原因はさまざまです。
お顔の赤みは、あか抜けない印象を与えたり、お肌の色ムラが目立つなどの理由で、お悩みの方もいらっしゃいます。炎症を伴うのであれば、見た目だけの問題ではなく、症状もツライですし、すぐにでも対策したいところですよね。
そこで、本日はすっぴん時の顔が赤い原因と対策、赤みを治す美容治療について解説していきます。
お顔の赤みが気になる方、赤みのない自然な美肌を目指したい方、必見です!
すっぴん顔が赤い原因とは?
お顔の肌に赤みが出るのは、肌の炎症、もしくは、拡張した毛細血管の赤色が透けて見えていると考えられます。主な原因は、ニキビや皮膚の湿疹等の症状、乾燥、皮膚の薄さ、アルコールやストレスの影響など、症状によってさまざまです。
肌の炎症・肌荒れ
肌に炎症があると、赤みが目立ちやすくなります。肌荒れ、ニキビ・吹き出物、湿疹など、症状はさまざまで、ヒリヒリしたり、かゆみを伴うケースもあります。
主な原因は、肌への外部刺激やバリア機能の低下があげられます。
・肌の乾燥
・バリア機能の低下
・マスク等よる物理的なこすれ
・化粧品による刺激
・アレルギー物質による刺激
・体調の変化
毛細血管の拡張
何らかの理由で毛細血管が拡張したまま戻らなくなると、表皮から透けて赤く見えてしまうケースがあります。毛細血管が拡張する原因は明確にわかっていませんが、以下の条件との関連性が深いと考えられています。
・寒暖差
・香辛料等の刺激物
・アルコール
・女性ホルモンのバランス
・加齢による肌の変化
・紫外線の影響
・ストレス
・生まれつきの肌質
生まれつき皮膚が薄い方や色白の方は、毛細血管による赤みがより目立ちやすい傾向があります。毛細血管が多く存在する鼻や頬のまわりは特に症状がでやすく、さまざまな刺激により、赤みが出てしまいます。
ニキビの炎症やニキビ跡の赤み
ニキビやニキビ跡も、赤みが出る原因となります。
繰り返しできるニキビの炎症で、肌の赤みが引かないケースがあります。
また、ニキビの炎症が長く続くと、細胞修復のために毛細血管が集まって、血液中のヘモグロビンが赤く透けて見えるようになります。ヘグロビンが皮膚組織に沈着したり、ニキビが治った後も毛細血管が残ると、赤みが改善するまでに長く時間を要します。ニキビは治っているのに、赤みだけがいつまでも残るケースもあります。
すっぴん顔の赤みをとる方法・対策
お顔の赤み予防や改善には、バリア機能を高めて肌の調子を整えるケアが大切です。日々のスキンケアやケアアイテムを見直しましょう。肌に炎症が出ている場合は、市販薬の使用や皮膚科の受診も考えてみましょう。
正しいスキンケア
クレンジングや洗顔は、皮脂やメイク汚れをキレイに落として、肌を清潔に保つために大切なステップです。ただし、洗いすぎは肌に負担がかかり、赤みの悪化につながる可能性があるため注意が必要です。
洗顔時はよく泡立てて、泡を使って優しく洗いましょう。クレンジングや洗顔、タオルを使うとき、化粧品を塗るなどのお顔に触れる際は、とにかくこすらない、たたかないを徹底して、肌への負担をできる限り減らしましょう。
洗顔後は、すぐに化粧水で水分を補い、乳液やクリームを塗って水分に蓋をしましょう。
肌質と、その時の肌の状態に合った保湿剤の選択が大切です。
特に、肌に炎症があるときは、低刺激性のものや抗炎症作用のあるものがおすすめです。
紫外線対策
紫外線は、肌にダメージを与えるため、さまざまな肌トラブルの原因となります。
赤みが起きている部分は、皮膚が薄くなっているため、紫外線の影響をより受けやすくなります。色素沈着も生じやすくなりますので、季節や室内外問わずに、UVケアをしっかり行いましょう。
最近は、べたつきにくく軽い塗り心地のクリームやジェルが増えていますので、日焼け止めクリームが苦手な方でも、使いやすいタイプのものが見つかると思います。飲むタイプの日焼け止めや帽子、日傘なども活用しましょう。
睡眠不足の解消
睡眠不足が続くと、肌細胞の働きに必要不可欠な成長ホルモンの分泌が減少してしまいます。肌のダメージの修復が追いつかず、肌トラブルや炎症、肌の赤みが治りにくくなります。
睡眠時間が足りていない方は、少しずつでもいいので睡眠時間の確保を意識しましょう。また、寝具の見直しや入眠前のリラックスなどの工夫を取り入れて、良質な睡眠を心がけましょう。
バランスの整った食事
肌の健康を支えるためには、バランスのよい食事はとても大切です。皮膚を作るために必要なタンパク質、代謝を高めるビタミンCやビタミンE、血流を改善するビタミンK、皮膚の炎症を抑えるビタミンB2、ビタミンB6を意識して摂りましょう。飲みすぎや食べ過ぎは、体に負担がかかり肌トラブルにつながるため、規則正しい食生活を意識しましょう。
市販薬の活用
市販薬には、炎症やニキビに有効な塗り薬や飲み薬があります。
・乾燥を防ぐ
・かゆみや赤み、炎症を抑える
・ニキビケア
長期間の使用に際し、注意が必要なお薬もありますので、用量用法を守って使用しましょう。
皮膚科での治療
湿疹や肌荒れ、ニキビなどで、炎症が強いときは、自己判断せずに皮膚科を受診しましょう。
症状が悪化して長引くと、赤みや色素沈着が残ってしまうことがありますし、ご自身では判断が難しい皮膚疾患である可能性もゼロではありません。炎症を繰り返すような場合は、医師に診てもらいましょう。
美容皮膚科・美容クリニックでの治療
美容皮膚科では、ニキビやニキビ跡の治療、毛細血管の拡張が原因でできる赤みの治療も可能です。お肌全般のお悩みや、なかなか消えない肌の赤みでお悩みの方は、是非ご活用ください!
すっぴん顔の赤みを抑えるコントロールカラー(下地)
コントロールカラーの活用で、お顔の赤みをカバーしやすくなります。赤み補正には「グリーン」が定番ですが、同じグリーンであっても青みが強いと、肌の色がトーンダウンしやすく使いこなすのが難しい傾向があります。黄色よりのグリーン(明るいグリーン)を選べば、肌なじみがよく使いやすいです。自分の肌には、グリーンは合わない、馴染まないという方は、赤み補正ができて使いやすい「ベージュ」もおすすめです。
お顔の赤みをとる美容治療
スキンケアや生活習慣の見直しなどで対策しても変化がみられない方は、美容皮膚科での治療がおすすめです。スキンケアでは改善が難しい赤みであっても、美容クリニックでは症状に適した治療が受けられます。当院では、お顔の赤み改善に、ポテンツァやケアシスによる治療をおすすめしています。
ポテンツァ(赤みモード)
ポテンツァは、マイクロニードルと高周波RFを併用した治療法です。チップを付け替えることにより、肌のお悩みに適した機能への変更が可能です。「赤み・毛穴モード」用のチップの使用では、肌のハリや赤み・酒さの改善、毛穴の引き締め効果が期待できます。
毛細血管の拡張が起きている真皮層に針先からラジオ波RFを照射し、血管新生が増える働きを抑えて、お顔の赤みを改善していきます。また、針や高周波の刺激により線維芽細胞が刺激されてコラーゲンやエラスチンが増生されるため、肌の状態を整える働きもあります。
ケアシス
ケアシスは、エレクトロポレーションによる薬剤導入治療です。
電気パルスを使って一時的に薬剤が浸透しやすい状態を作り、効率的に有効成分を含んだ薬剤を肌の奥まで導入します。注射器を使う必要がないため、ダウンタイムなく施術を受けられるのが特徴的です。
導入する薬剤の種類は豊富にあり、肌のお悩みに合わせた選択が可能です。肌の炎症を抑える働きのある薬剤の導入により、肌の赤みを改善する効果が期待できます。
当院では、レナトス、カレシム(Calecim)、ペップビュー、サイトカイン(臍帯由来幹細胞上清液)の導入ができます。
IPL治療
IPL治療とは、広範囲の光波長を照射することでお肌の改善をはかる治療法です。機械表面でお肌を冷やしながらメラニン色素や毛細血管に光を照射しターンオーバーを促すことで、シミやくすみなどの肌色調や赤ら顔などを改善します。さらには皮膚の真皮層を刺激し修復過程でコラーゲンを作り出すのでキメやハリを整える作用もあります。
まとめ
すっぴん時のお顔が赤い原因とケア法、美容医療での治療についてご紹介しました。
顔に赤みがでるのは、肌に炎症が起きていたり、毛細血管が拡張して透けて見えている可能性があります。
お肌への刺激や負担を減らして、肌の調子を整えるケアや生活習慣を心がけましょう。
セルフケアでは改善が難しい場合や、赤みが長く続いている場合は、美容医療の活用がおすすめです。
お顔の赤みを改善する施術を一部ご紹介しましたが、ニキビ・ニキビ跡治療や肌質を改善する施術など、さまざまな肌悩みに合った治療法がありますので、是非ご相談ください。
プライベートスキンクリニック(PSC)では、患者様一人ひとりに最適な施術プランをご提案いたします。
顔の赤みでお悩みの方は、当院へお気軽にご相談ください。
医師・スタッフ一同心より皆様のご来院をお待ちしております!
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よくあるご質問
患者様からよくいただく質問をご紹介します。
Q.すっぴんの顔が赤いのはなぜですか?
顔が赤く見えるのは、「肌の炎症」もしくは、「毛細血管の拡張が透けて見えている」と考えられます。バリア機能の低下、肌荒れ、ニキビ跡、肌質の影響、アレルギー、ストレス、生活習慣などさまざまな要因が関与しています。
Q.顔の赤み(赤ら顔)を改善するためのスキンケア方法はありますか?
外部刺激から肌を守るため、優しい洗顔を心がけ、しっかり保湿しましょう。肌の赤みを抑えるには、赤みを鎮静させる成分や抗炎症成分を含んでいるスキンケア製品の使用がおすすめです。
Q.赤ら顔を隠すためのメイクテクニックはありますか?
赤みをカバーするには、コントロールカラーの活用がおすすめです。グリーンやベージュの使用で赤みを補正できます。また、コンシーラーを使って、部分的な赤みのカバーも可能です。
Q.赤ら顔って治るものなのですか?
赤みがでている原因によって対策や治療法が変わります。適切なケアや生活習慣によって改善されるケースもあります。セルフケアで改善が難しい場合は、赤みの症状に合った治療が受けられる美容医療の活用がおすすめです。
美容外科 美容皮膚科 プライベートスキンクリニック 梅田院
〒530-0002 大阪府
大阪市北区曽根崎新地1-3-16
京富ビル2階
この施術ページの監修医師
医療法人優聖会最高顧問井畑峰紀
糸リフトやフィラー注入によるしわ・たるみ治療や、にきび治療などの美肌治療を中心とした美容医療に携わる、確かな実績を持つ医師。
糸リフトやフィラー注入によるしわ・たるみ治療や、にきび治療などの美肌治療を中心とした美容医療に携わる、確かな実績を持つ医師。
所属
- 平成15年
- 大阪医科大学 形成外科教室:入局
- 平成21年
- 大阪医科大学 助教(准):就任
美容クリニック非常勤勤務:歴任
- 平成24年
- 医学博士学位取得
日本形成外科学会 専門医認定
- 平成25年
- 某美容クリニック:院長就任
- 令和5年
- プライベートスキンクリニック
最高顧問:就任 現在に至る
略歴
- 一般社団法人日本形成外科学会 形成外科専門医
- 特定非営利活動法人日本レーザー医学会 認定医
- 一般社団法人国際抗老化再生医療学会 正会員
- 一般社団法人 日本美容外科学会 JSAPS(Japan Society of Aesthetic Plastic Surgery) 正会員
- 一般社団法人日本美容皮膚科学会(Japanese Society of Aesthetic Dermatology 正会員
- 一般社団法人日本頭蓋顎顔面外科学会 正会員
- アラガン社 VST(ボトックスビスタ)認定医
- アラガン社 ヒアルロン酸バイクロスシリーズ注入認定医
- Miramar Labs社(ミラドライ開発社)ミラドライ認定医
学会発表
第67回 日本形成外科学会総会・学術集会(2024年4月10日~12日)
※当クリニックのホームページは、厚生労働省より2018年6月に施行された「医療広告ガイドライン」を遵守して作成しております。
※当クリニックの施術メニューは、公的医療保険が適用されない自由診療です。