糸リフトの失敗とは?失敗しないための対策も解説!

切らずにお顔のリフトアップができる糸リフト(スレッドリフト)。

医療用の糸を皮下組織に挿入し、目元や頬、フェイスラインのたるみの改善とフェイスラインの引き締めによる小顔効果が期待できる施術です。
多くの世代の方に人気があります!

そんな糸リフトは、メスを使う治療は避けたいけれど、それなりに効果を感じるものを選びたい方におすすめの施術です。
でも照射系のリフトアップ治療に比べると、リスクが高い点が気になる方もいらっしゃると思います。

そこで、本日は糸リフトの失敗例と失敗しないためのポイントについてご紹介していきます。
糸リフトをご検討中の方必見です!

糸リフトの失敗例とは?

糸リフトの失敗とは?

糸リフトの失敗例としてよくあげられるのが、糸による顔のひきつれで表情が不自然になったり、糸挿入部のぼこつきがでてしまうケースです。
また、施術の効果が感じられず、思ったよりもたるみが改善されないケースもあります。

いずれも、糸の挿入位置や調整が不適切である可能性が考えられます。

顔が引きつる、バランスが崩れる

糸を強く引き上げすぎてしまうと顔がひきつり、不自然な表情となることがあります。

糸リフトは、糸についているコグ(突起)を用いて物理的に皮下組織を引き上げるため、施術直後は多少なりともつっぱったように感じる人も少なくありません。
通常は、時間の経過とともに馴染んで改善されますが、1カ月以上経っても治まらない場合や引きつれによってフェイスラインのバランスが崩れているような場合は、糸の挿入層が適切ではない、または引き上げが強すぎると考えられます。

凸凹・ぼこつきが目立つ

糸を挿入する深さが一定でないと、肌の表面が凸凹になったり、ぼこっとした膨らみがでてしまうケースがあります。
皮膚が薄い方や突起が大きめの糸を使用する際に起きやすい傾向があります。

また、失敗ではありませんが、挿入した糸によってアレルギー症状がでた際も凸凹状態となることがあります。

頬がこける

糸による引き上げが強すぎたり、糸の挿入位置が不適切だと、頬に凹みがでてこけてしまうケースがあります。
軽い凹みであれば1~2カ月程度で改善しますが、凹みが強いと改善までにさらに長く期間を要する可能性があります。

つり目になる

目元に近いこめかみ部分から糸を挿入して引っ張り上げると、つり目気味になるケースがあります。
つり目にならないようデザインし、糸の挿入位置と引き上げ具合の調整にて避けられます。

挿入した糸が透けて見える

皮膚の厚さを考慮せず浅い層に糸を挿入すると、糸が透けて見えてしまうことがあります。
また、触れると糸の突起の感触がはっきりわかるようなケースもあります。

肌の厚みには個人差がありますので、本来は患者様の状態に合わせた施術が必要となります。

たるみが改善されていない

糸リフトでたるみの改善がされていない

せっかく糸リフトを受けたのに、たるみが改善されず効果がでないということもあります。
引き上げが足りないケースやドクターに患者様の希望が明確に伝わっていない、または効果が及ぶ範囲についてドクターの説明不足である可能性が考えられます。

挿入部がハゲたり、毛髪が抜ける

施術後に挿入部周辺の髪の毛が無くなってハゲてしまったり、術後に髪が抜けてしまうことがあります。
糸は髪の生え際周辺から挿入しますので、糸の固定の際に毛根を損傷たり、糸の固定によって血流が滞ることが原因であると考えられます。

術後の痛みが長く続く

糸リフトの施術後、こめかみや頭皮など糸の挿入部(こめかみ)や周辺に、痛み、違和感、頭痛を感じるケースは珍しくなくありません。
ただ多くの場合は、1~2週間程度で治まることがほとんどです。痛みも我慢できる程度です。
これらが、術後数週間経っても続く場合や強く痛みを感じる場合は、糸の挿入層が深すぎることが原因のひとつと考えられます。

持続期間が思ったより短い

糸リフトの持続期間はあくまでも目安ですので、施術時の条件の違いや個人差で短かくなる可能性があります。

糸リフトで失敗する原因と後悔しないための対策

糸リフトでの失敗は以下のような原因が考えられます。

  • 糸リフトが向いていない
  • 医師の技量不足
  • 医師に患者様の希望が正確に伝わっていない
  • 糸リフトで得られる効果と仕上がりについて、医師の説明不足である

糸リフトで失敗や後悔をしないためには、事前準備とクリニック選びが大切です!

糸リフトが失敗しやすいタイプかチェックする

糸リフトの施術が適していない方は、たるみが十分に引きあがらないという失敗につながりやすくなります。
糸リフトは、以下のような方には不向きであり、糸で十分にたるみをカバーできない可能性があります。

  • たるみが強すぎる
  • 皮下脂肪が少なすぎる
  • 皮下脂肪が多すぎる

お顔全体のたるみが強い場合は、糸での施術では不十分なケースがあります。
引っ張り上げた際に皮膚が余るようであれば、まずは肌のハリを回復する施術を優先されるのがおすすめです。

また、皮下脂肪が少なすぎると糸が埋め込みにくく、効果が得られにくい可能性があります。
逆に皮下脂肪が多すぎると、脂肪の厚みによって上手く引き上げられないケースがあります。

ご自身が糸リフトが失敗しやすいかどうかを事前に確認してみましょう。
ご自身の指を使ってお顔のたるみを押さえて引き上げたときに、皮膚の余りを感じるなら、皮膚のたるみが強い状態です。
また、皮下脂肪は加齢とともに痩せていきますので、年齢を重ね皮下組織が痩せるほど、糸リフトでのたるみ改善が難しくなる可能性があります。

施術後の注意事項を守る

糸リフトのダウンタイムは、1~3日間程度が目安となりますが、施術後の腫れや痛み、内出血などが悪化しないように、また、症状を最小限に抑えるためには、注意事項を守って過ごすことが大切です。

  • メイク、シャワーは挿入部は避けて当日から
  • 大きく口を開けない(歯医者、あくび、大口で笑う等に注意)
  • 1カ月程度は、糸の挿入部を強くこすったり、マッサージをしない
  • 激しい運動、サウナ、飲酒は、腫れや痛みが無くなるまで控える
  • ハイフなどの他の施術は、施術可能となる時期を医師に相談する

糸リフトで得られる効果を把握しておく

糸リフトの施術の効果は、患者様のお顔のたるみの状態で変わりますし、リフトアップ効果が持続する期間は有限です。
施術の向き・不向きはもちろん、施術によってどのような変化が期待できるのか、カウンセリングでしっかり確認することが大切です。
また、糸の選択によっても得られる効果が変わることも知っておきましょう。

  • 糸リフトには向き・不向きがある
  • 効果持続期間は、半年~2年程度
  • 糸の種類、本数によって効果が変わる
  • たるみの状態によって他の施術との併用が効果的な場合もある

信頼できる医師やクリニックを選ぶ

糸リフトは、糸を挿入する位置や深さを細かく調整する技術が必要な施術ですので、失敗しないためには、経験値が高く信頼できる医師またはクリニックで施術を受けることが大切です。
また、施術後、効果を感じられないような結果にならないよう、カウンセリング時に医師にご自身の希望のイメージをしっかり伝える必要もあります。

当院では、解剖学を熟知した医師のもと、糸の挿入エリア、挿入層をしっかり調整していますので、安心して施術を受けていただけます。
また、患者様の輪郭と骨格に着目し、現在のお顔全体のバランスと今後の変化も踏まえた診察をしており、ご希望のフェイスラインを作るための最適な施術プランをご提供しています。

糸リフトの詳細はこちらから

糸リフトを繰り返すほど失敗率は上がるの?

糸リフトを繰り返すことでの悪影響は基本的にはありません。
定期的な施術を継続することで、肌のハリや弾力をキープしリフトアップ効果が続きます。

ただし、上述のように皮下脂肪が減少すると糸リフトの効果が得られにくくなっていきますので、施術を受ける年齢が上がるほど、以前よりも効果がないと感じやすくなる可能性があります。

糸リフト治療後の経過

糸リフトの施術後に、なんらかの症状がでるとどうしても気になりますし不安ですよね。
施術後の副作用の症状は、時間の経過とともに改善しますので、心配はありません。

馴染むまですこし様子をみる

まずは、糸リフトの施術後の経過として知っておいていただきたいのは、施術による副作用がでたり、糸が馴染むまでは若干の違和感がでる可能性があるということです。

お顔の神経の多い部分に糸を通すため違和感を感じたり、糸による傷跡が修復される過程でツッパリ感がでるケースがあります。
他にも、施術の副作用として起こりうる症状がいくつかあります。

  • 腫れ
  • 内出血
  • 頭痛
  • ツッパリ感、引きつれ
  • 頬、フェイスラインの痛み
  • 口が開けにくい
  • 挿入部と周辺の違和感

ほとんど副作用が起きない方もいらっしゃいますが、起きたとしても改善していきますので、まずは1~2週間程度様子を見ていただくことをおすすめします。

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マッサージはするべき?

もし、ツッパリ感が気になっても、マッサージはおすすめできません。
施術後のマッサージは内出血が生じるリスクを上げるほか、引きつれや違和感を悪化させる可能性があるからです。

自己判断でのマッサージは避け、気になる症状がでたときは必ず施術を受けたクリニックに相談してください。

まとめ

糸リフトの失敗例と失敗しないためのポイントについてご紹介しました。

糸リフトは技術力が必要な施術であるため、医師の技術次第で仕上がりに差がでてしまうのは事実です。
失敗を避けるために、クリニック選びは慎重に行ってくださいね!

また、糸を使ってたるみを引き上げるため、どうしても施術直後はツッパリ感等の症状がでやすく不安を感じる方もいらっしゃいますが、副作用は時間が経つと徐々に治まりますので心配はありません。

糸リフトはプライベートスキンクリニック大阪院まで

大阪梅田のプライベートスキンクリニック(PSC)では、患者様一人ひとりにぴったり合った施術プランをご提案いたします。
また、リスクや副作用についても事前にしっかりご説明いたしますので、安心してご相談ください!

医師・スタッフ一同心より皆様のご来院をお待ちしております!

よくあるご質問

糸リフトの失敗とは?失敗しないための対策も解説!について、患者様からよくいただく質問をご紹介します。

Q.糸リフトで失敗しない為に出来る事はありますか?

糸リフトは挿入位置や深さの調整等、繊細な技術を必要とする施術であるため、経験豊富な医師のもとで施術を受けることが大切です。また、ご自身が描いている仕上がりのイメージを正確に医師に伝えるようにしましょう。
当院の糸リフトの詳細はこちらからご覧ください。

Q.スレッドリフトで顔が大きくなった様に感じます。

スレッドリフトの施術後は、腫れが生じることがあります。ダウンタイムを過ぎて糸が馴染んでくると自然と治まる可能性が高いため、1~2週間程度様子を見ていただくことをおすすめします。ただし、腫れが強い場合や長く続く場合は、感染症やアレルギーの可能性があるため、早めに受診しましょう。

Q.糸リフトでの失敗は治りますか?

溶ける糸は抜くことが難しいため、糸が自然に馴染むまで、または糸の効果がなくなるまで待つこととなります。ヒアルロン酸を注入して気になる部分をカバーできるケースもあります。

Q.糸が切れることはありますか?

糸が切れる可能性は低く、もし切れたとしても糸によるリフトアップ効果は弱まりません。
口を動かした際に糸が引っ張られて、糸に付いているトゲ(コグ)が動くため、口を大きく開けた際に、「プチっ」と音がすることがありますが、糸の効果には影響ありません。

Q.糸リフトは繰り返し施術を受けられますか?

糸リフトは繰り返しの施術が可能ですし、溶ける糸を使用している場合は、施術の回数制限もありません。
繰り返し受けることで、肌のコラーゲン生成を促しハリと弾力を高めます。リフトアップや美肌効果を継続的に感じることができます。

Q.糸リフト後こめかみが痛いです。これは失敗ですか?

糸リフト後にこめかみや頭皮に痛みが出ても、失敗ではありません。
糸リフト後、こめかみや頭皮に痛みを感じる方は多いです。
これは、糸を挿入したり通過している部分のため、痛みが出やすいのです。
数日はシャンプー時に痛みが生じる可能性がありますので、優しく洗うように気をつけてください。

一般的には、おおよそ1週間以内、長くても2~3週間程で治まってきます。

ただし、数週間経っても挿入部(こめかみ)や周辺の痛み、違和感、頭痛が続く場合は、施術を受けたクリニックでご相談ください。

美容外科 美容皮膚科 プライベートスキンクリニック 梅田院
〒530-0002 大阪府
大阪市北区曽根崎新地1-3-16
京富ビル2階

この施術ページの監修医師

優聖会理事長 安形省吾(やすがた しょうご)

プライベートスキンクリニック 医療法人優聖会理事長 安形 省吾ドクター

患者様とのコミュニケーションを大事に、安心・納得していただける施術を心がけております。

略歴
平成14年
大阪医科大学医学部医学科:入学
平成22年
大阪医科大学付属病院 形成外科学教室:入局
平成23年
守口敬任会病院:入職
平成25年
東住吉森本病院:入職
平成27年
大阪医科大学付属病院 形成外科学教室:入職
形成外科専門医取得
助教就任
平成28年
東住吉森本病院:入職
平成30年
プライベートスキンクリニック:入職
所属
日本形成外科学会
正会員
正会員
VST(ボトックスビスタ)認定医
ヒアルロン酸バイクロスシリーズ注入認定医
SNS

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当クリニックでは、引き続き「医療機関ホームページガイドライン」に基づいたホームページの運用を行ってまいります。

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