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ニキビ跡・クレーターは一生治らない?

諦める?ニキビ跡クレーターは一生治らない?

お顔の肌にへこみができてしまうクレーター。
市販薬やスキンケアでは、元の肌を取り戻すのは難しいため、お悩みの方も少なくありません。何よりクレーターは目立ちますし、肌の段差はメイクで隠しにくく、お顔の印象にも影響してしまいます。

そんな厄介なクレーター、「一度できてしまったら、一生治らないのでは?」と諦めていませんか。
ホームケアのみで自然治癒を目指すのは、確かに厳しいでしょう。
過去に美容クリニックで治療に挑戦した方の中には、十分な効果が得られなかったというケースもあると思います。
諦めてしまう方も多いのが現状ではありますが、美容クリニックで、適切な治療を受ければクレーターは改善するんです。

本日ご紹介するのは、ご自身の細胞を使った肌の再生医療であり、クレーターの改善にとても効果的な施術法です!
クレーターだらけのお肌を治したい方、クレーターのへこみによる肌の汚い印象を変えたい方、クレーターは本当に治るのか知りたい方、是非ご覧くださいね!

クレーター肌は一生治らないと悩んでいませんか?

クレーター肌は一生治らないと悩んでいませんか?

そもそも、クレーター肌が治りにくい理由は、肌の深い層にある細胞が傷ついてしまって傷跡の状態だからなんです。
真皮の組織は、表皮のようにターンオーバーで自然に回復するのは難しいため、ダメージを受けて傷ができると、ご自身による肌ケアで治すのは困難な状態となります。また、化粧品によるスキンケアは、表皮までしか有効成分が届かないため、真皮層に働きかけることはできません。クレーターの改善には、肌の深層へのアプローチが可能な専用の治療が必要と言えます。

まずは、クレーターができる仕組みをチェックしていきましょう。

ニキビ跡がクレーターになる仕組み

ニキビ跡がクレーターになる仕組み

ニキビをムリに潰したり、炎症の強いニキビを放置すると、肌の深い部分までダメージが到達してクレーターができてしまいます。

ニキビの状態が進行するほど、炎症が強くなるため、ニキビ跡はできやすくなります。ニキビは進行度順に、「白ニキビ」⇒「黒ニキビ」⇒「赤ニキビ」⇒「黄ニキビ」と状態がわかれています。黄ニキビの炎症状態が悪化すると、ニキビ跡のクレーターとなるケースがあります。

白ニキビは、ニキビの初期段階で、閉鎖面皰と呼ばれています。皮脂や老廃物が毛穴に詰まった状態であり、白く小さな盛り上がりができます。詰まっているだけで炎症はないため目立ちませんが、肌にザラザラ感がでるケースがあります。
肌のターンオーバーの乱れが主な原因であり、加齢による肌周期の遅れだけでなく、肌の乾燥や負担、ケア不足、睡眠不足や胃腸障害等による体調不良によっても、白ニキビはできやすくなります。

黒ニキビは、解放面皰と呼ばれています。毛穴に詰まった皮脂や角質が空気に触れて酸化し黒くなった状態です。毛穴内部ではアクネ菌が繁殖しはじめます。
皮脂の過剰分泌によってできやすくなるため、成長期のホルモン分泌量の急増や、慢性的なストレス・生活習慣の影響による自律神経の乱れ、脂質・糖質過多な食生活、生理前のホルモンバランスの変化が原因として考えられます。また、季節要因のケースもあります。

赤ニキビ(赤色丘疹)は、大量の皮脂により毛穴が詰まり、アクネ菌が増殖し炎症を起こしている状態です。ニキビが進行して細菌が繁殖すると、炎症が生じて赤ニキビとなります。

黄ニキビ(膿疱)は、炎症が強くなり膿を持った状態です。アクネ菌と黄色ブドウ球菌が増殖するため、炎症がどんどん強くなっていき、痛みを伴います。アクネ菌は、毛穴に溜まった皮脂を栄養源としているため、放っておくと化膿して炎症がさらに悪化します。

黄ニキビを放っておくと、毛穴の周辺まで炎症範囲が広がり、やがて真皮層まで及びます。表皮だけでなく真皮組織まで達した大きな損傷に対し、肌細胞の修復が追いつかないと、凸凹したクレーター状のニキビ跡が残ってしまいます。炎症部ではメラニンが増加するため、色素沈着ニキビ跡が残るケースもあります。

クレーター肌の原因と種類

肌のクレーターは、形状や深さの特徴の違いによって、「ボックスカー型」「アイスピック型」「ローリング型」と、大きく3つの種類に分けられています。複数のタイプが混ざったクレーターも多く存在します。

ボックスカー型

垂直に凹んでいて底が平坦なタイプのクレーターで、大きさや形、深さはさまざまです。境目がはっきりしているので目立ちやすく、クレーターの中でも最も多いタイプです。

アイスピック型

氷を砕くアイスピックで刺したような鋭く深い凹みができるクレーターです。真皮層やその下にある皮下組織までダメージが及んでいるケースもあり、傷が深いため、回復が難しいタイプのクレーターです。ニキビの炎症により、毛穴が変形してV字型に開いたままの状態となってしまったと考えられています。

ローリング型

楕円形の緩やかな凹みができるクレーターです。クレータの輪郭がはっきりしていないのが特徴的です。表情を変えた時に、深く見えることがあります。
ニキビの炎症により、クレーターの底部分に瘢痕組織が作られ、線維組織によって下層にある皮下組織まで引っ張られて陥没していると考えられています。

クレーター肌の治療法

クレーター肌の治療法には、いくつか選択肢があります。その中でも、クレータの治療に最も効果的とされているのが、真皮線維芽細胞移植による再生医療です。
再生医療では、PRPやACRSを使った治療もあります。その他、マイクロニードルを使ったダーマペンやポテンツァ、ピーリングやレーザー治療などが、クレーターの改善に有効です。
深いクレーターほど治りにくく治療に時間を要する傾向がありますので、ご自身のクレーターの症状に合った治療法の選択が大切です。

<肌の再生医療>
・PRP皮膚再生(多血小板血漿)療法
・ACRS療法(自己血サイトカインリッチ注入療法)
・自家培養真皮線維芽細胞移植術

<マイクロニードルによる治療>
・ダーマペン
・ポテンツァ

<レーザー治療>
・フラクショナルCO2レーザー

<ピーリング>
マッサージピール

一生治らないと思っていたクレーターには「真皮線維芽細胞移植」!

真皮線維芽細胞移植は、線維芽細胞をクレーターに移植して、肌細胞の機能を高めて、凹んでしまった皮膚を修復する治療法です。傷のある真皮までしっかり働きかけるため、今まで、どんな対策や治療をしてもクレーターは治らないと思っていた方にこそ、おすすめの施術なんです!

線維芽細胞とは?

線維芽細胞(せんいがさいぼう)は、真皮に存在する肌細胞であり、私たちの美肌を支えるコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸を作り出す役割があります。コラーゲンは肌のハリを保ち、エラスチンは弾力のある肌を作ります。ヒアルロン酸は肌の潤いを保つ成分であり、いずれも真皮を構成し若々しい肌を維持するために必要不可欠な成分です。

自家培真皮線維芽細胞移植術とは?

真皮線維芽細胞について

自家培真皮線維芽細胞移植術は、患者様の耳裏の皮膚から採取した肌細胞をご自身の血液を使用して培養し、真皮線維芽細胞を増やしたのちに、肌の気になる部分に移植する治療法です。
培養した肌細胞は、移植先でコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸を生成して肌を活性化させ、肌本来の機能にて傷を再生していきます。真皮まで及ぶクレーターのような深い凹みに対しても有効な治療法です。

加齢の影響で線維芽細胞が減少すると、肌が衰えていきシワやたるみといった老化現象が生じます。線維芽細胞の注入により、減った肌細胞を増やし、老化した肌組織の修復や活性機能を高め、しわやへこみ、たるみ、開き毛穴、くまを改善し若返り効果が期待できます。また、肌老化のスピードを遅らせる働きもあるため、未来のご自身の肌を若返らせる効果も期待できます。

安全性の高い肌再生医療

効果が高くクレーターの改善におすすめの治療ではありますが、肌再生医療と聞いても、まだまだ馴染みが薄いかもしれません。
線維芽細胞移植術による肌再生医療は、国の認可が必要な治療です。肌細胞の培養、保管、注入に至るまで、しっかりと管理されていますので、安全性が高く安心して受けられます。

・ご自身の肌細胞を使って、肌本来の力を高めて自然に傷の修復ができる治療である
・肌細胞の培養は、専門の細胞培養センター(CPC)で行われるため、細胞の品質管理も万全
・ご自身の肌細胞を移植するので副作用やアレルギーのリスクが低い

プライベートスキンクリニックで叶える肌再生医療

当院では、肌再生医療として、PRP皮膚再生療法、ACRS療法、線維芽細胞移植術を取り扱っています。ご自身の血液や細胞を使って、お肌を活性化させて傷の修復や若返りを促す治療法です。

相乗効果を高める美容再生施術

PRPやACRSを活用した治療は、成長因子や抗炎症サイトカインの働きを高めるため、自家培養真皮線維芽細胞移植術と相性がよく、併用治療により相乗効果が期待でき、高い修復や若返り効果を発揮します。

PRP皮膚再生(多血小板血漿)療法

PRP皮膚再生療法は、ご自身の血液から、血小板を多く含む多血小板血漿を分離し、皮膚の気になる部分に注入する治療法です。注入されたPRPは、お肌の内部で成長因子を放出して、コラーゲンやヒアルロン酸の生成量を増やし、肌組織の修復を促す作用があります。加齢による肌のダメージを回復し、お肌の若返りやシワ、たるみの改善が可能です。PRP療法は歴史が長く、整形外科や眼科などの治療でも使用されている再生医療です。

ACRS療法(自己血サイトカインリッチ注入療法)

ACRS療法は、ご自身の血液を培養して抗炎症性サイトカインや成長因子を増やしたりのちに、有効成分のみを抽出して気になる部分に注入する治療です。PRPと同様に、肌細胞を活性化を促して、肌の修復やシワ、たるみなどのさまざまな肌のお悩みを改善します。高濃度の有効成分を使用するACRSは、PRPよりもさらに線維芽細胞の活性化を高める作用が期待できます

PRP・ACRSの導入方法について

PRPやACRSの導入方法はいくつかあり、その中でも、手打ちや水光注射は、肌への負担が少なく線維芽細胞移植術と合わせて治療を受ける方には有効性も高いため、特におすすめの方法です。
・ドクターの手打ち(ナパージュ法):注射器による注入
・水光注射:複数の極細針が付いた機器で吸引しながら注入します
※当院では、ダーマシャインプロを使用しています。
・ポテンツァ:マイクロニードルを抜くと同時に針から薬剤が導入されます。
・ダーマペン4:マイクロニードルにて肌に微細な穴をあけた後に、薬剤を塗布して導入します。

自家培養真皮線維芽細胞移植術

真皮線維芽細胞移植を用いたクレーター治療では、ご自身の耳裏から採取した肌細胞を培養したのちに、へこみがある部分に注入します。
注入部の肌細胞が活性化されて、ニキビ跡のクレーターが徐々に改善されていきます。

施術前に麻酔シールまたは麻酔クリームを使用し、注射器を使って注入します。
初めの治療時は、細胞の定着率を高めるため、2~3回にわたり同一部位に肌細胞の注入を行います。移植した元気な肌細胞は、長期間にわたり細胞分裂を繰り返し、肌の健康と美しさを保つ成分を作り出す力が継続されます。注入後6~12か月で気になる部分や肌質の改善効果が実感できます。
半年~2年に1回程度のタイミングでの定期ケアにて、効果を持続できます。
採取した肌細胞は、専門施設にて凍結保存します。長期的な肌の定期ケアに使用できます。

まとめ

クレーター肌に有効な治療法について、自家培養真皮線維芽細胞移植術を使った再生医療をご紹介しました。
「クレーターは一生治らない」そんな定説が以前はあったかもしれません。でも、医療は日々進歩しており、再生医療を活用してクレーターが薄くなり、改善した方もいらっしゃいます。
へこんだ肌を再生する自家培養真皮線維芽細胞移植術を是非ご検討くださいね!
PRPやACRSを導入する治療も、線維芽細胞移植ととても相性のよい治療ですので、おすすめです。

ニキビ跡は美容治療で治りますので、諦めずに対策していきましょう。また、ニキビ跡だけでなく、何をしてもニキビが治らずにお困りという方も、美容治療をご活用ください。
美容クリニックでは、「ニキビ」と「ニキビ跡」、いずれの治療も可能です!

プライベートスキンクリニック(PSC)では、患者様一人ひとりに最適な施術プランをご提案いたします。
クレーター肌でお悩みの方は、当院へお気軽にご相談ください。
医師・スタッフ一同心より皆様のご来院をお待ちしております!

大阪の美容再生医療クリニック|大阪梅田プライベートスキンクリニック
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