肌の再生医療とは
肌の再生医療とは、異物を使わず、患者様ご自身の血液や肌細胞を加工・培養したものを利用し、お肌の若返りを目指す治療です。
ご自身から採取した血液や細胞を使った治療なので安全性が高く、肌の若返りや肌老化の進行を遅らせるという効果が期待できます。
当クリニックでは、「真皮線維芽細胞移植術」「PRP皮膚再生(多血小板血漿)療法」「ACRS療法(自己血サイトカインリッチ注入療法)」などによる肌の再生医療を提供しております。
肌の再生医療はこんな方におすすめです
- 自然にお肌を若返らせたい
- 肌老化のスピードを遅らせたい
- お肌にハリや潤いが欲しい
- シワやたるみを改善したい
- 異物を使わない美肌治療を受けたい
- 最新の美肌治療を受けたい
肌の再生医療で期待できる効果
赤ちゃんや子供のお肌が、潤いやハリ、弾力に満ち溢れているのは、皮膚の真皮という層にある「線維芽細胞」が活発に働くことによって、「コラーゲン」「ヒアルロン酸」「エラスチン」という3つの美肌成分をたくさん作り出しているからです。
お肌のハリ・弾力・潤い・保湿などを担っているこの3つの成分は、20歳ごろから徐々に減少していき、60歳を過ぎる頃には20歳のころの約半分程度まで減少してしまいます。
お肌の老化スピードを遅らせる効果
肌の再生医療は、お肌を若返らせるという効果ももちろん期待できますが、培養したご自身の真皮線維芽細胞(肌細胞)を皮膚に補充することで、肌の老化スピードを遅らせる効果も期待できます。
加齢などに伴うお肌のお悩みをトータルに改善
肌の再生医療は、ほうれい線やマリオネットラインなどのたるみが原因のシワの改善はもちろん、額や首のシワ、目元の凹みやクマ、ニキビ跡の凹凸(クレーター)など、お肌のお悩みをトータルに改善する効果が期待できます。
肌の再生医療比較表
特徴・効果 | 効果の 持続期間 | 施術の方法 | 施術後の ダウンタイム | |
---|---|---|---|---|
真皮 線維芽 細胞 移植術 | コラーゲンやエラスチンの 生産工場であるご自身の 真皮線維芽細胞を大量に 培養し、お肌の気になる 部分に注入・補充することで 若々しいお肌を蘇らせます。 | 1年程度~ | 注射による注入 | 針を刺した部分や注入部分に 赤みや腫れが、1~7日程度 生じる事があります。 |
ACRS 療法 | 高濃度の抗炎症サイトカインや 成長因子が含まれるACRSを、 水光注射やダーマペンによって お肌に導入することで、 肌状態を整え、肌再生の下地を しっかりと作ります。 | 半年程度 | 注射による注入 水光注射による注入 ダーマペン・ポテンツァ による導入 | 注入法によって異なりますが、 1~7日程度赤み・腫れ・ 皮むけが起こる可能性が あります。 |
PRP 療法 | 補充した真皮線維芽細胞を活性 化させる作用のある成長因子を 豊富に含むPRPをお肌に導入 することで、若々しいお肌を 維持させます。 | 半年程度 | 注射による注入 水光注射による注入 ダーマペン・ポテンツァ による導入 | 注入法によって異なりますが、 1~7日程度赤み・腫れ・ 皮むけが起こる可能性が あります。 |
脂肪由来 幹細胞 点滴 | ご自身の脂肪細胞内にある 幹細胞を培養し、点滴によって 体内に戻す治療です。 体内に入った幹細胞は皮膚の 炎症を抑えたり、組織が傷 ついた部位に移動する作用 (ホーミング効果)がある ため、アレルギー性皮膚炎 などの皮膚症状の改善に 効果的な治療です。 | 1年程度~ | 点滴による投与 | 内出血や赤み、腫れ、発熱・ 倦怠感・関節痛が一時的に 生じることがあります。 |
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よくあるご質問
肌の再生医療のデメリットは?
真皮線維芽細胞移植術による肌再生医療の場合、細胞の培養に約1カ月の期間がかかるため、他の美容医療と比べると治療に時間がかかる点がデメリットといえます。
線維芽細胞移植とは何ですか?
耳の裏から採取した皮膚にある線維芽細胞を対象に培養し、減少したお肌の細胞を移植することによって増やし、健康的で若々しいお肌を取り戻すお肌の再生医療です。お肌に線維芽細胞が増えることで、お肌のハリや潤いに必要なコラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチンなどのタンパク質が増加し、お肌の若返り効果が見込めます。
線維芽細胞が活性化するとどうなる?
活性化された線維芽細胞はコラーゲンとエラスチンを増産してくれます。これらのタンパク質の増産は、皮膚の弾力性とみずみずしさを改善し、しわやたるみを減少させる効果が期待できます。
PRPで肌質は改善できますか?
PRP(多血小板血漿)には、若々しいお肌を取り戻すための成長因子が豊富に含まれています。ご自身の血液からこの血小板成分のみを遠心分離機で分離させ、皮膚に導入することで、肌質の改善やしわやたるみの改善、目元のクマや凹みの改善効果が期待できます。
ACRSとPRPの違いはなんですか?
ACRSもPRPもどちらも患者様ご自身の血液を専用のキットを用いて遠心分離し、サイトカインが豊富に含まれる血小板成分のみを分離するという点は同じです。 PRP療法は、分離した血漿層をそのまま用い、フレッシュな状態で皮膚に注入するのに対し、ACRS療法は、分離したのちに3時間程度インキュベーション(培養)を行うことで、PRPに比べて数倍〜十数倍という非常に高い濃度の成長因子や抗炎症性サイトカインが含まれている、自分の線維芽細胞をより活性化する治療です。
この施術ページの監修医師
医療法人優聖会最高顧問井畑 峰紀
糸リフトやフィラー注入によるしわ・たるみ治療や、にきび治療などの美肌治療を中心とした美容医療に携わる、確かな実績を持つ医師。
糸リフトやフィラー注入によるしわ・たるみ治療や、にきび治療などの美肌治療を中心とした美容医療に携わる、確かな実績を持つ医師。
所属
- 平成15年
- 大阪医科大学 形成外科教室:入局
- 平成21年
- 大阪医科大学 助教(准):就任
美容クリニック非常勤勤務:歴任
- 平成24年
- 医学博士学位取得
日本形成外科学会 専門医認定
- 平成25年
- 某美容クリニック:院長就任
- 令和5年
- プライベートスキンクリニック
最高顧問:就任 現在に至る
略歴
- 日本形成外科学会 専門医
- 日本レーザー医学会 認定医
- 国際抗老化再生医療学会 正会員
- 日本美容外科学会 正会員
- 日本美容皮膚科学会 正会員
- 日本頭蓋顎顔面外科学会 正会員