男性の二重の作り方を形成外科専門医が解説

「二重まぶたにしたいけど整形は不安」「簡単に二重を作れる方法を知りたい」という男性も少なくありません。
一重まぶたのタイプによっては自力で二重を作れるケースもあり、その方法もさまざまです。
一方で、二重になりにくい場合は、無理に作ろうとすると肌トラブルを起こす可能性もあります。
本記事では、男性の二重の作り方に加え、二重整形の施術内容まで詳しく解説します。
もくじ
男性の二重は整形なしで作れる?
「二重にしたいけど美容整形は抵抗がある」という男性も多いのではないでしょうか。
自力で二重を作れる方法があるなら実践してみたいですよね。
しかし、どの一重まぶたでも自力で二重になれるわけではありません。
まぶた構造や皮膚の厚さによっては難しいケースもあります。
また、無理に二重を作ると皮膚を傷つけたり、炎症を引き起こしたりするため注意が必要です。
まずは二重になりやすい一重の特徴と、そうでない場合の違いを解説いたします。
二重を作りやすい男性の特徴
二重になりやすい男性には以下のような特徴があります。
☑まぶたの構造が二重に近い
☑まぶたの皮膚が薄い
☑疲れているときなどに一時的に二重になる
☑両親が二重まぶたである
それぞれの特徴をみていきましょう。

まぶたの構造が二重に近い
一重まぶたと二重まぶたの大きな違いは、眼球の上部を覆っている「眼瞼挙筋(がんけんきょきん)」がまぶたの皮膚とつながっているかどうかです。
二重まぶたの方は、眼瞼挙筋の先端が枝分かれした状態で皮膚や瞼板につながっています。
そのため、目を開けると皮膚も一緒に持ち上がり、自然な折り目によって二重のラインができるのです。
一方、一重の方は皮膚とのつながりが弱いため、まぶたを持ち上げられません。
しかし、二重の構造に近い一重の方は、まぶたの脂肪や浮腫みによって、二重のラインが目立ちにくいケースもあります。
このような場合は、アイプチやマッサージで二重のラインが定着する可能性も高いです。
まぶたの皮膚が薄い
まぶたの皮膚がもともと薄い方は、二重まぶたを作りやすい傾向があります。
アイプチやアイテープとの相性が良く、使い続けるうちに二重が定着する可能性も高いです。
まぶたの厚みは自己判断が難しいものですが、目を閉じたときに眼球の動きが透けて見える人は、皮膚が薄いといわれています。
目を閉じた状態は自分では確認できないため、気になる方は身近な人に頼んでみましょう。
また、アイプチやアイテープを使って、まぶたが持ち上がりやすいかチェックするのもおすすめです。
疲れたときに二重になる
疲れている日や眠いときに、一時的に二重になる方もいるのではないでしょうか。
こういったケースも自力で二重を作りやすい傾向があります。
普段から浮腫みを軽減するために、目元のマッサージやトレーニングを取り入れると、二重のクセが定着しやすくなるでしょう。
また、塩分の多い食事を控えたり運動を取り入れたりするのも効果的です。
両親が二重まぶた
両親のどちらかが二重まぶたなら、子どもが二重になる確率はおよそ50%とされています。
さらに、両親ともに二重まぶたであれば、その割合は75%以上まで高くなります。
そのため、両親が二重まぶたの方は、まぶたの構造が二重に近いケースも少なくありません。
まぶたの脂肪や浮腫みによって一重の場合もあるため、アイプチによるクセ付けやマッサージによって二重を作りやすいでしょう。
二重を作りにくい男性の特徴
二重を作りにくい男性には、次のような特徴があります。
☑まぶたの構造が一重である
☑まぶたの皮膚が厚い
☑上まぶたに脂肪が多い
☑皮膚が硬く柔軟性がない
二重を作りにくい場合は、まぶたを傷めないように注意が必要です。
それぞれについて詳しく解説します。
まぶたの構造が一重である
まぶたの構造はご自身での判断が難しい場合が多いです。
しかし、アイプチやアイテープを使っても二重がうまく作れなかったり、すぐに取れてしまったりする場合は、一重まぶたの構造である可能性が高いといえます。
また、両親ともに一重の方も二重まぶたの構造である確率は低いでしょう。
たまに二重ラインが現れるなど見分けにくいときは、マッサージやトレーニングを続けて二重になるか確かめてみるのもおすすめです。
まぶたの皮膚が厚いタイプ
厚いまぶたは皮膚を折り返しにくいため、二重ラインを作りにくい傾向があります。
アイプチやアイテープを使っても取れやすく、なかなか二重ラインが定着しません。
皮膚が厚い状態で無理やり二重を作ると、かぶれや炎症の原因にもなるので注意しましょう。
さらに、皮膚は脂肪とは異なり、ダイエットをしても変化が現れにくい部分です。
自力での改善は難しいため、二重を作るには美容医療の施術が推奨されています。
上まぶたの脂肪が多い
上まぶたに脂肪が多い原因は、先天的なものと後天的なものがあります。
先天的な場合は、遺伝の影響でまぶたに脂肪がつきやすい人です。
皮膚が折り込まれにくく、自力で二重を作るのは難しい傾向があります。
一方、後天的な場合は、生活習慣の影響により全身に脂肪がついているケースです。
この場合は、全身のダイエットを行うとまぶたがすっきりし、二重ラインが出る可能性があります。
そのため、痩せ型や普通体型でまぶたの脂肪が多い方は、自力で二重にするのは難しいかもしれません。
皮膚が硬く柔軟性がない
まぶたの皮膚が硬いと二重を作りにくいといわれています。
皮膚が厚めの方に多くみられ、二重ラインを作ってもすぐに取れてしまうことが多いです。
特に男性の皮膚は女性に比べて厚いため、皮膚が硬いとさらに定着しにくくなります。
無理やり二重ラインを作ると、肌トラブルの原因にもなるので注意しましょう。
まぶたの皮膚が厚く硬い場合は、美容医療を検討するのがおすすめです。
男性の二重の作る方法3選【セルフ編】
自力で二重を作るには以下のような方法があります。
・マッサージ
・トレーニング
・アイプチ
・アイテープ
目元のマッサージやトレーニングは、まぶたが薄く一時的に二重になりやすい方におすすめです。
外出先で二重を維持したい場合は、アイプチやアイテープを活用するとよいでしょう。
ここからは、それぞれのポイントを詳しく解説します。

目元をほぐすマッサージ
二重を作るには、まぶたの浮腫みを軽減するマッサージが効果的です。
浮腫みがあるとアイプチやアイテープも定着しにくいため、二重を作る前に取り入れるとよいでしょう。
ここでは、簡単にできるマッサージ方法をご紹介します。
1.親指で眉頭を押さえて、上にぐっと持ち上げる。
2.髪の生え際から1〜2cm上を両手の指で押さえ、上下に小さく動かしてマッサージする。
3.眉を上げながら、人差し指・中指・薬指で眉を押さえて左右に小刻みに動かす。
マッサージを始める前には、クリームやオイルを塗っておくと肌への負担を減らせます。
また、目元の皮膚は非常に薄いため、なるべく軽い力で行うことが大切です。
まぶたを鍛えるトレーニング
まぶたの皮膚が薄い方や脂肪が少ない方は、トレーニングを続けると二重のクセが付きやすくなります。
トレーニング中は額の力で目を開けず、まぶたの力を意識して行いましょう。
1.姿勢を正し、人差し指で眉毛を押さえて固定する
2.目は正面を向いたまま、まぶたを大きく開く
3.眉毛を動かさないよう注意しながら5秒キープする
4.ゆっくり目を閉じる
5.1〜3の動作を10回ほど繰り返す
アイプチで二重ラインを作る
アイプチとは、まぶたにノリをつけて二重を作るメイク用品です。
手軽に二重を演出できることから、多くの人に使われています。
メイクをしない男性にとっては馴染みがないかもしれませんが、まぶたの状態によっては自然な二重を作ることが可能です。
しかし、使い方にはコツが必要で、はじめは上手くいかないケースも少なくありません。
そこで今回は、アイプチで二重を作るときの手順を紹介します。
1.プッシャーで二重のラインをつけたい位置を定める
2.ノリは薄く塗り、しっかり乾かす
3.目を閉じた状態で、プッシャーを二重ラインに当てる
4.皮膚にしっかり食い込ませながら目を開ける
アイテープでクセづけする
アイテープは、シール状で二重を作れるメイクアイテムです。
アイプチのようにノリを乾かす手間がなく、手早く二重を演出できます。
主な種類は次の3つです。
片面タイプ
片面がテープになっているタイプです。
まぶたがテープの上に乗ることで二重を作ります。
両面タイプ
両面がテープになっているタイプです。
まぶたに食い込ませるようにして二重を作ります。
ファイバータイプ
両面タイプが細い糸状になっているタイプです。
伸縮性があり、二重のラインを細かく調整できます。
まぶたの皮膚が薄い人には「片面タイプ」、皮膚が厚い人には「両面タイプ」がおすすめです。
ファイバータイプは最も自然に仕上がる一方で、皮膚が厚い人や脂肪が多い人はラインが出にくい傾向があります。
男性の二重の作る方法【二重整形編】
自力で二重を作るのが難しい場合は、二重整形を検討するのも一つの方法です。
ここでは、代表的な二重整形「埋没法」と「切開法」を紹介します。
二重埋没法
二重埋没法は、メスを使わずに極細の糸をまぶたに埋め込むことで二重を形成する施術です。
埋没法がおすすめの男性は以下の通りです。
●なるべく自然な仕上がりにしたい
●ダウンタイムを短くしたい
●切開の施術を避けたい
●低価格で施術を受けたい
埋没法は施術時間やダウンタイムが短く、手軽に施術できる点が大きなメリットです。
ナチュラルな仕上がりが魅力な一方で、糸が緩んだり取れたりすると元に戻るリスクがあります。
また、抜糸をすれば元に戻せるため、初めて二重施術に挑戦する男性におすすめです。

二重全切開法
二重切開法とは、二重のラインになる部分の皮膚を切開し、脂肪や筋肉を整えて折り目を作る施術です。
余分な脂肪や筋肉を除去できるため、幅広の平行二重から自然な末広二重まで、希望に合わせたデザインを実現できます。
切開法がおすすめの男性は以下の通りです。
●まぶたの皮膚が厚く脂肪が多い
●華やかな二重ラインにしたい
●半永久的な効果がほしい
●まぶたのたるみが気になる
切開法は、埋没法では難しいまぶたの厚い方や脂肪の多い方にも適応できます。
また、理想の二重ラインを作りやすいため、華やかな平行二重を目指す方にもおすすめです。
一方、切開を行うので腫れが長引きやすく、埋没法に比べると修正が難しいなどデメリットもあります。
なりたい二重デザインが明確な方や、半永久的な効果を重視する方は切開法が適しているでしょう。

男性の二重整形はPSCforMENへ!
今回は二重を作りたい男性に向けて、その方法や二重整形について紹介しました。
一重の状態はさまざまで、自力で二重を作るのは難しいケースも多いです。
無理に二重を作ると不自然になったり、肌トラブルを起こしたりするので注意しましょう。
確実に二重を作るなら、二重整形を検討するのがおすすめです。
当クリニックでは、二重整形のベテランの形成外科専門医が患者様に合わせた施術をご提案します。
埋没法・切開法に悩まれている男性も、ぜひお気軽にご相談ください。
男性の二重の作り方についてよくある質問
Q. アイプチでまぶたの皮膚が伸びることはありますか?
A.アイプチやアイテープを長期間使用すると、まぶたの皮膚が伸びたりたるんだりすることがあります。
まぶたのダメージが気になる場合は、使用頻度を控えたり二重整形を検討するのもおすすめです。
Q. 埋没法と切開法のダウンタイムはどのくらいですか?
A.埋没法は施術後2〜4日程度腫れが続くことがあります。
一方、切開法は1〜2週間程度は腫れることが多いです。
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この施術ページの監修医師
優聖会院長安形省吾
患者様とのコミュニケーションを大事に、安心・納得していただける施術を心がけております。

患者様とのコミュニケーションを大事に、安心・納得していただける施術を心がけております。
所属
- 平成14年
- 大阪医科大学医学部医学科:入学
- 平成22年
- 大阪医科大学付属病院 形成外科学教室:入局
- 平成23年
- 守口敬任会病院:入職
- 平成25年
- 東住吉森本病院:入職
- 平成27年
- 大阪医科大学付属病院 形成外科学教室:入職
形成外科専門医取得
助教就任
- 平成28年
- 東住吉森本病院:入職
- 平成30年
- プライベートスキンクリニック:入職
略歴
- 一般社団法人日本形成外科学会 形成外科専門医
- 一般社団法人日本頭蓋顎顔面外科学会 正会員
- 一般社団法人日本創傷外科学会 正会員
- アラガン社 VST(ボトックスビスタ)認定医
- アラガン社 ヒアルロン酸バイクロスシリーズ注入認定医
- Miramar Labs社(ミラドライ開発社)ミラドライ認定医







