包茎手術の失敗例と後悔しないためのポイント
包茎手術は、男性特有のデリケートなお悩みを解消するための重要な治療です。
しかし、クリニック選びや医師の技量、患者さんへの説明不足などが原因で、まれに「失敗した」と感じてしまうケースが存在します。
たとえば、傷跡が目立つ「ツートンカラー」や、ペニスの先がふくらんでしまう「提灯(ちょうちん)変形」、裏側が膨らむ「ペリカン変形」など、見た目の違和感や、勃起時に皮が足りず痛みを伴うなどの、機能面の不満を抱える方も少なくありません。
そこで今回は、「包茎手術で失敗した!」と後悔する原因や失敗例を解説したうえで、包茎手術で後悔しないためのポイントを紹介します。
包茎手術を検討している男性は、ぜひ最後までご覧ください。
もくじ
包茎手術で失敗・後悔する原因
包茎手術で失敗したと後悔してしまう男性の多くは、以下のような原因が考えられます。
大切なのは「安いから」「すぐに手術できるから」という理由だけでクリニックを選ばないことです。
きちんと納得したうえで手術を受けるためにも、まずは原因を把握しておきましょう。
医師の経験や技量が不足していた
包茎手術は、余分な包皮を切り取り、正確に縫合することで自然な仕上がりに近づける治療です。
美容外科や形成外科の視点を取り入れると、傷跡が目立ちにくいだけでなく、ペニスの曲線や勃起時の状態まで考慮した美しい見た目を実現できます。
しかし、医師の経験・技量が十分でない場合、切除のバランスが悪かったり、縫合が雑になったりしてしまい、結果的にツートンカラーやペリカン変形などの失敗例を引き起こすのです。
患者さんより売上を優先するクリニックだった
私たちは、包茎手術は一生に一度の手術なので、医師による丁寧な説明を受け、不安点を医師に相談したうえで、じっくり考えて手術をするべきという考えですので、基本的にカウンセリング当日の手術は行っておりません。(遠方からご来院の方で、ご予約時にお申し出いただいた方は除く)
しかし、「本日手術しないとより悪化する可能性がある」「本日手術すれば割引する」などと執拗に個室で迫るクリニックもあります。
「もっとしっかり考えてから手術を受ければよかった・・」と後悔する原因となる可能性があります。
包茎手術でぼったくりにあった
「基本料金◯万円」などと安さを強調する広告を見て来院したのに、診察後に「〇〇プレミアム法」「〇〇スーパーマイクロ法」などが次々加算され、最終的に当初の数倍~数十倍の費用を請求されるケースも・・。
高額な追加オプション=仕上がりが良い、というわけではありません。
料金体系が不透明なクリニックでは、契約書にサインする前に内訳を紙で提示してもらい、納得できるまで質問しましょう。
保険適用の包茎手術を受けた
真性包茎やカントン包茎は保険診療の対象ですが、保険では「機能回復」が目的となるため、傷跡の位置や仕上がりの美しさは二の次になることが少なくありません。
包皮の外側を切る環状切開やクランプという機械を使うことが一般的で、結果としてツートンカラーが目立ったり、縫合痕が盛り上がってしまうことも。
見た目にこだわる場合は、仕上がりの美しさや自然さを得意とする美容クリニックで自費診療を選択したほうが後悔を避けられるでしょう。
包茎手術の具体的な失敗例6選
ツートンカラー
外板(本来外に出ている皮膚)と内板(亀頭に接していた薄い皮膚)の境目で切除・縫合すると、陰茎軸に沿ってはっきりと色の違いが出ます。
入浴時や明るい場所で目立ちやすく、心理的ストレスの原因になることも。
色差を最小限にするには、亀頭のすぐ下で亀頭の形に合わせて切開・縫合する「亀頭直下環状切開法」などの技術力を要する包茎手術の経験が豊富な医師を選ぶことが大切です。
ペリカン変形
切除量がアンバランスで裏筋側の皮膚が余り、勃起時に裏側だけが突出する(盛り上がる)状態です。
名前のとおりペリカンのくちばしのようなシルエットになり、再手術を検討する方もいます。
裏筋周辺の解剖を熟知した医師であれば、余剰皮膚を均等に切除・剥離することでこの状態を防げます。
包皮の切りすぎによる突っ張り感・違和感・痛み
内板を極端に少なくすると、勃起時に皮膚が足りず陰茎根元が引っ張られるような痛みを伴います。
性交渉時に破裂傷を生むこともあり危険です。
術前に最大勃起長を想定したデザインができるかどうかが鍵となります。
常にズル剥けの状態にならなかった
上記に関連するポイントですが、「包茎手術をしたのに通常時は皮が被っている」と後悔するケースがあります。
通常時の長さに合わせて包皮を切除すると、勃起時に皮が突っ張って痛みが生じるため、包茎手術は勃起をした長さに合わせて余剰包皮を切除します。
そのため、通常時と勃起時のペニスの膨張率が大きい方や、下腹部の脂肪が多く、ペニスが下腹部に埋没している方は、通常時は包皮が亀頭に被ることがあります。
術前のカウンセリングや診察で、丁寧な説明を受けていない場合、このように「失敗した!」と感じることがあります。
包皮の切除量が足りず包茎が治らなかった
「傷跡が残るのが怖い」と必要最低限しか切らなかった結果、勃起時に皮が亀頭を覆ってしまい機能的には包茎が改善しないケースです。
再手術では瘢痕組織を避けながら追加切除を行うため難度が上がります。
初回で適切な切除量を見極められる医師選びが重要です。
傷が左右非対称で目立つ
縫合ラインが斜めになったり、片側だけ段差ができたりすると、正面から見たときに不自然なうねりが出ます。
顔面が左右対称ではないように、完全に左右対称なペニスもありません。
術後の仕上がりに左右差が出ないように、曲線的にデザインをする技量が必要なのです。
包茎手術で後悔しないためのポイント
執刀医選びは慎重にする
包茎手術は外科手技だけでなく、実は美容的センスが問われる分野です。
形成外科の専門医かどうかを確認したり、包茎手術の経験や実績がどの程度あるのかなどを確認すると良いでしょう。
失敗しにくい執刀医の選び方
当然のことですが、執刀医がきちんと診察・カウンセリングをしてくれるかがポイントの一つです。
クリニックによってはカウンセラーがカウンセリングをし、執刀医は診察で一瞬だけしか会えなかった・・という声も聞かれます。
分からないことや不安なことをしっかりとカウンセリングで話ができる執刀医を選ぶことが大切です。
カウンセリング当日に手術しない
当クリニックでは、遠方から来院する方や、手術日の日程調整がどうしても難しい方以外は、カウンセリング当日の手術は行っていません。
包茎手術に限りませんが、美容整形は命に関わる手術ではありませんので、じっくりと考えてから手術を受けるべきだと考えているからです。
逆に、「本日手術を受けるなら割引する」などと勧誘してくるクリニックには要注意です。
安い価格の広告に釣られない
「基本料◯円!」と大きく書いてあっても、高額なプランを提案され、結局総額が桁違いになるケースは珍しくありません。
総費用の上限を予約時に確認することも大切ですし、カウンセリング時に不明瞭な加算項目がある場合は別のクリニックも検討しましょう。
まとめ
包茎手術の失敗は、医師の技量不足や説明不足、料金の不透明さなど複数の要因が重なって起こります。
ツートンカラーやペリカン変形、突っ張り痛などは再手術で改善できることもありますが、精神的・経済的負担は大きくなりがちです。
後悔しないためには、経験豊富な医師を選び、十分に検討する時間を確保し、総費用を明確にしたうえで手術に臨むことが大切です。
プライベートスキンクリニックforMENでは、男性形成外科専門医がカウンセリングからアフターフォローまで担当し、均一料金で安心して治療を受けていただけます。
まずはカウンセリングでお気軽にご相談ください。
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よくあるご質問
Q.再手術は可能ですか?
傷跡や瘢痕の状態を診察したうえで、皮膚に余裕があれば修正手術が可能なケースがあります。
手術当日は痛みがありますか?
局所麻酔を行うため手術中の痛みはほぼありません。
術後は処方する鎮痛剤で日常生活に支障が出ない程度にコントロールできる場合がほとんどです。
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受付時間 10:30〜19:00 (完全予約制)
この施術ページの監修医師
医療法人優聖会最高顧問井畑 峰紀
糸リフトやフィラー注入によるしわ・たるみ治療や、にきび治療などの美肌治療を中心とした美容医療に携わる、確かな実績を持つ医師。

糸リフトやフィラー注入によるしわ・たるみ治療や、にきび治療などの美肌治療を中心とした美容医療に携わる、確かな実績を持つ医師。
所属
- 平成15年
- 大阪医科大学 形成外科教室:入局
- 平成21年
- 大阪医科大学 助教(准):就任
美容クリニック非常勤勤務:歴任
- 平成24年
- 医学博士学位取得
日本形成外科学会 専門医認定
- 平成25年
- 某美容クリニック:院長就任
- 令和5年
- プライベートスキンクリニック
最高顧問:就任 現在に至る
略歴
- 一般社団法人日本形成外科学会 形成外科専門医
- 特定非営利活動法人日本レーザー医学会 認定医
- 一般社団法人国際抗老化再生医療学会 正会員
- 一般社団法人 日本美容外科学会 JSAPS(Japan Society of Aesthetic Plastic Surgery) 正会員
- 一般社団法人日本美容皮膚科学会(Japanese Society of Aesthetic Dermatology 正会員
- 一般社団法人日本頭蓋顎顔面外科学会 正会員
- アラガン社 VST(ボトックスビスタ)認定医
- アラガン社 ヒアルロン酸バイクロスシリーズ注入認定医
- Miramar Labs社(ミラドライ開発社)ミラドライ認定医