エラ肉のたるみ…ボトックスで解消できる?


この記事でわかること
目次
年齢を重ねると、エラやフェイスラインのたるみにお悩みの方も多いと思います。
顔周りがもたつくことで、顔全体が大きく見えたり、老けた印象を与えてしまいますよね。 たるみは加齢の影響を受けやすく、改善するには美容医療の施術がおすすめです。 今回は、エラやフェイスラインのたるみが気になる方に向けて、原因や効果的な美容医療の施術をご紹介しま す。
エラやフェイスラインがたるむ原因は?
エラやフェイスラインのたるみは、加齢によって生じることが多いです。
普段の生活習慣も関係しているので、それぞれの原因を確認してみましょう。
加齢による筋力の低下
加齢によって表情筋や顎周りの筋肉が衰えると、皮膚や脂肪を支える力が弱まり、たるみが生じます。表情筋は 「笑う」「眉をひそめる」など、表情を作る筋肉のことです。
この筋肉は、使わないと徐々に筋力が低下してしまいます。
そのため、普段から無表情で表情が乏しい方は、たるみが進行しやすいので注意が必要です。 また、噛む筋肉である「咬筋」が緊張していると、筋肉が硬直し血流が滞ります。
この状態が続くと、エラやフェイスラインにたるみが生じやすくなるといわれています。
脂肪の増減
脂肪が増減することも、エラやフェイスラインがたるむ原因のひとつです。
特に、食べすぎや運動不足で皮下脂肪が増えると、皮膚や表情筋が支えきれず、たるみが生じます。 また、加齢や急激なダイエットによって脂肪が減少すると、皮膚のハリが失われ、たるみが目立ち始めます。 そのため、たるみを防ぐためには、バランスの良い食生活と定期的な運動を心がけることも重要です。
紫外線によるダメージ
肌に大きなダメージを与える紫外線は、たるみの原因になります。
紫外線にはUV-AとUV-Bがあり、たるみの原因になりやすいのがUV-Aです。
UV-Aは肌の深層までダメージを与え、コラーゲンやエラスチンを破壊します。
その結果、ダメージを受けた肌はハリや弾力を失い、たるみを引き起こしてしまいます。 紫外線から肌を守るためには、日頃から日焼け止めを塗るなど、紫外線対策を徹底することが大切です。
エラやフェイスラインのたるみに効果的なセルフケア
軽度のたるみであれば、セルフケアで改善できる場合もあります。
しかし、大きな変化を求めるには、美容医療の施術を検討してみましょう。
表情筋トレーニング
表情筋を鍛えるトレーニングはいくつかあり、継続することで効果を実感できます。
今回は自宅で簡単にできるものを紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
リフトアップトレーニング
- 1. 口角を斜め上に上げながら「イ」の口にして4秒キープ。
- 2. 唇をつき出して「ウ」の口にして4秒キープ。
- 3. 「イ」の口に戻して4秒キープ。
※最後に口角が左右対称に斜め上に上がっているのを確認しましょう。
咬筋のマッサージ
この筋肉が緊張していると、エラが張ったり、フェイスラインのたるみが目立つことがあります。 セルフマッサージで筋肉を緩めることができるため、ぜひ取り入れてみてください。
咬筋マッサージ方法
- 1. 口の力を抜き、頬骨の下の咬筋に両手の中指と薬指を当て、円を描くようにほぐす
- 2. 老廃物を集めるように両手の中指と薬指を耳下まで持っていき、首の筋肉に沿うように鎖骨のあたりにリ ンパを流す
- 3. 片方も同じように繰り返す
生活習慣の見直し
たるみは生活習慣の乱れによって引き起こされることが多く、特に食事や睡眠には注意が必要です。 栄養バランスの取れた食事や十分な睡眠は、肌のハリを保つために欠かせません。 これらを意識することで、たるみを防ぎ、すっきりとしたフェイスラインを維持することができます。 また、スキンケアや紫外線対策を行っていない方は、毎日の習慣にすることが大切です。 紫外線は季節問わずに降り注いでいるため、屋内にいる時も日焼け止めを塗るようにしましょう。
エラボトックスはたるみを改善できる?
エラボトックスは、エラの筋肉である咬筋(こうきん)にボトックスを注射する施術です。 ボトックスは筋肉の働きを抑える作用があるため、エラの張りを軽減し、フェイスラインをすっきり見せる効果があります。
エラボトックスのメリット
エラボトックスは筋肉に直接作用するため、短期間で効果を実感しやすいのが特徴です。 施術時間は約10分程度と短く、効果は3〜6カ月ほど持続します。
継続的に施術を受けることで後戻りを防ぎ、より長く効果を維持することも可能です。
フェイスラインを引き締め、シャープな輪郭を目指したい方におすすめの施術です。
エラボトックスはたるみを増長する?
エラボトックスを過剰に注入すると、筋肉が過度に萎縮して、余った皮膚によってたるみが生じる可能性があります。 そのため、施術前にボトックスの量や頻度を医師と相談することが重要です。
信頼できる医師のもとで施術を受ければ、しっかりと効果を実感できるでしょう。
エラボトックスとボトックスリフトの違いは?
エラボトックスは、エラの筋肉である咬筋にボトックスを注射する施術です。筋肉を縮小させることで、顔の輪郭をシャープに整えます。
一方、ボトックスリフトは、首やフェイスライン周辺の浅い層や筋膜にボトックスを注入します。 主に首からフェイスラインの肌を引き締め、リフトアップ効果が期待できます。
エラボトックスとボトックスリフトはそれぞれ異なる効果があるため、自分の悩みに合った施術を選ぶことが大切で す。
適切な施術を受けるためにも、事前に医師としっかり相談しましょう。
エラボトックス以外におすすめの美容医療
当クリニックでは、エラボトックス以外にもたるみに効果的な施術を揃えています。
ぜひ、参考にしてみてください。
ヒアルロン酸リフト
ヒアルロン酸は、体内に存在する保水力の高い成分で、粘り気と弾力性に優れています。 美容医療では、シワを埋めたり、肌にハリやボリュームを与えるために使用されてます。
ヒアルロン酸リフトは、解剖学的に適切な部位にヒアルロン酸を注入することで、お顔の緩んだ靭帯を引き上げ、リフトアップ効果を得ることが可能です。
また、患者様一人ひとりの骨格や顔立ちに合わせて注入箇所や量を調整するため、より自然で高い効果を実感 できます。
医療ハイフ
医療ハイフは、高密度焦点式超音波(HIFU)を使用し、皮膚の深層に熱エネルギーを届ける施術です。 真皮より深いSMAS(表情筋筋膜)にまで熱を加えることで、肌を引き締め、フェイスラインのリフトアップ効果をもたらします。 ダウンタイムがほとんどなく、施術後すぐに日常生活に戻れるのも特徴です。
当クリニックでは、韓国CLASSYS社製の最新機種「ウルトラフォーマーMPT」を採用しており、さらに高い効果を 実感していただけます。
デンシティ
デンシティは、肌の真皮層や皮下組織に6.78MHzの高出力RF(ラジオ波)を照射する施術です。 この高周波エネルギーによって、コラーゲンやエラスチンの生成を促し、たるみの改善やリフトアップ効果が期待 できます。
デンシティには、「モノポーラRF」と「バイポーラRF」の2種類の高周波を同時に照射する機能が搭載されていま す。
モノポーラRFは肌の深層にアプローチし持続的な効果をもたらし、バイポーラRFは肌の浅い層に働きかけて即効性を発揮します。
この組み合わせにより、即時的な引き締めと長期的な効果が同時に得られるのが特徴です。
糸リフト
糸リフトは、医療用の特殊な糸を使用して、たるんだ皮膚を物理的に引き上げる施術です。 こめかみや下顎角部から糸を皮下組織に挿入するため、フェイスラインのたるみに効果があります。 さらに、糸が線維芽細胞を刺激することで、コラーゲンやエラスチンの生成を促し、肌にハリや弾力を与えます。 皮膚を切らずにたるみを改善できるため、体への負担が少なく、人気の高い施術です。
エラのたるみを改善するならPSCへ!
今回は、エラやフェイスラインのたるみが気になる方に向けて、その原因や効果的な施術についてご紹介しまし た。
加齢によるたるみはセルフケアだけでは改善が難しいため、美容医療の施術が効果的です。 たるみの状態に合わせた施術を受けることで、顔の輪郭がシャープになり、若々しい印象を取り戻すことが期待 できます。
当クリニックでは、解剖学を熟知したベテランの医師が、患者様一人ひとりに合わせた最適な施術をご提案しま す。
エラやフェイスラインのたるみにお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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よくあるご質問
患者様からよくいただく質問をご紹介します。
Q.エラの肉をなくす方法はありますか?
エラボトックスを注射することで、発達した筋肉の活動を抑え、すっきりとしたフェイスラインを作ることが可能です。
Q.顔のたるみに一番効くのは?
顔のたるみは原因や症状によって適切な治療も変わってきます。
例えば、熱エレルギーによって肌を引き締める「医療ハイフ」や、適切な部位に注入することでフェイスラインのリフトアップ効果の ある「ヒアルロン酸リフト」などが挙げられます。
Q.顔のエラを自力で治す方法はありますか?
頬骨の下にある「咬筋」をマッサージすることで、筋肉の緊張を和らげることができます。 ただし、自力での改善には限界があるため、根本的に治すには美容医療の施術を検討しましょう。
Q.エラが張ってきた人は何が原因ですか?
エラの張りは、噛むときに使う筋肉である「咬筋」が過剰に発達することで起こりやすいです。 また、頬骨や顎の位置によって、エラが目立つこともあります。
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美容外科 美容皮膚科 プライベートスキンクリニック 梅田院
〒530-0002 大阪府
大阪市北区曽根崎新地1-3-16
京富ビル2階
この施術ページの監修医師
医療法人優聖会最高顧問井畑峰紀
糸リフトやフィラー注入によるしわ・たるみ治療や、にきび治療などの美肌治療を中心とした美容医療に携わる、確かな実績を持つ医師。

糸リフトやフィラー注入によるしわ・たるみ治療や、にきび治療などの美肌治療を中心とした美容医療に携わる、確かな実績を持つ医師。
所属
- 平成15年
- 大阪医科大学 形成外科教室:入局
- 平成21年
- 大阪医科大学 助教(准):就任
美容クリニック非常勤勤務:歴任
- 平成24年
- 医学博士学位取得
日本形成外科学会 専門医認定
- 平成25年
- 某美容クリニック:院長就任
- 令和5年
- プライベートスキンクリニック
最高顧問:就任 現在に至る
略歴
- 一般社団法人日本形成外科学会 形成外科専門医
- 特定非営利活動法人日本レーザー医学会 認定医
- 一般社団法人国際抗老化再生医療学会 正会員
- 一般社団法人 日本美容外科学会 JSAPS(Japan Society of Aesthetic Plastic Surgery) 正会員
- 一般社団法人日本美容皮膚科学会(Japanese Society of Aesthetic Dermatology 正会員
- 一般社団法人日本頭蓋顎顔面外科学会 正会員
- アラガン社 VST(ボトックスビスタ)認定医
- アラガン社 ヒアルロン酸バイクロスシリーズ注入認定医
- Miramar Labs社(ミラドライ開発社)ミラドライ認定医
学会発表
第67回 日本形成外科学会総会・学術集会(2024年4月10日~12日)
※当クリニックのホームページは、厚生労働省より2018年6月に施行された「医療広告ガイドライン」を遵守して作成しております。
※当クリニックの施術メニューは、公的医療保険が適用されない自由診療です。