自力で鼻の下を短くすることはできる?
この記事でわかること
目次
鼻の下の長さは、お顔の印象を左右するパーツの一つです。
「鼻の下が長めかも?」「最近、鼻の下が伸びたような気がする」そんなお悩みを抱えている方もいらっしゃると思います。
日本人の鼻の下の長さの平均は約1.5cmと言われています。男性で1.3cm~1.5cm、女性で約1.1cm~1.3cmとされています。
お顔の長さや各パーツの位置によって、鼻の下が同じ長さであっても、必ずしも長く見えるとは限りません。でも、以前は気にならなかったのに、なんだか鼻の下が伸びてきたように感じる方は、加齢による影響が出始めている可能性があります。
鼻の下が長いと面長に見えますし、老けた印象が強くなるため、なんとかしたいですよね。
そこで、本日は、鼻の下を短くする方法について詳しく解説します。自力で改善するためのエクササイズや、美容整形を活用した対策がありますので、是非チェックしてくださいね。
鼻の下の長さが気になる方、鼻の下を短くしたい方、必見です!
鼻の下の長さでお顔の印象が変わる!理想的な長さは何センチ?
日本人の鼻の下の長さの平均は約1.5cm程度とされています。
また、人中の長さ(鼻下~唇):顎の長さ(唇~顎の先端)は、1:2が黄金比と言われています。
もちろん、お顔立ちによって美しく見える長さは人それぞれではありますが、鼻の下が長めであると、のっぺりとして、間延びした印象が強くなるため、年齢よりも老けて見えがちです。
逆に、鼻の下が短いと可愛らしくなるため幼さが強調されますし、お顔が引き締まり小顔に見える傾向があります。
このように、お顔の下半分は、美しさと年齢印象に大きく影響するため、しっかり対策していただきたいパーツと言えます。鼻の下の長さは、メジャーや定規をあてて測れます。鼻の真下から上唇のくぼみまでを測りましょう。平均より長い方や、人中を短くしたいとお悩み方は、改善策がいろいろありますので、是非お試ししてくださいね。
鼻の下が長い原因とは?
骨格の形によって、生まれつき鼻の下が長めの方もいますが、加齢や生活習慣の影響で、鼻の下が長くなる方もいらっしゃいます。年を重ねると、鼻の下が間延びしてしまうのは、表情筋の衰えや肌のハリ・弾力の低下が原因と考えられています。出っ歯も、鼻の下が長くなる理由の一つです。
遺伝の影響
骨格や顎などの各パーツの形は遺伝の影響を受ける可能性があるため、親からの遺伝によって、もともと鼻の下が長めの方もいます。面長である、下顎が後退している、上顎が突出しているなど、各パーツのバランスによって、鼻の下が長く見えやすくなります。
加齢による肌や表情筋の衰え
加齢の影響で、表情筋や肌の衰えが進むと、鼻の下が徐々に伸びてくる可能性があります。口を囲んでいる「口輪筋」や、鼻筋の左右に縦方向に存在する「上唇鼻翼拳筋(じょうしんびよくきょきん)」、小鼻の横にある上唇挙筋(じょうしんきょきん)が衰えると、筋肉が硬化し、口元を支える力が弱まります。口角が下がりたるみやすくなるため、鼻と口の距離が長くなります。また、肌のハリや弾力の低下により、唇のボリュームがなくなると、上唇が薄くなって、鼻下がより長く伸びたように見えます。
以前に比べ、鼻の下が長くなったと感じる方は、表情筋や肌の衰えが原因の可能性があります。
生活習慣による表情筋の衰え
表情筋は、日常的なクセや習慣によっても衰えてしまう可能性があります。スマホやパソコンを使用する際に、長時間、お顔が下を向いていませんか?
下を向く時間が長い方、無表情の方、あまり口を動かさない方は、表情筋が衰えやすくなり、鼻の下が長くなってしまいます。
歯並び
顎の位置や歯並びが原因で、鼻の下が長くなっている可能性も考えられます。
上顎が前に出ている「上顎前突(出っ歯)」の方は、鼻の下が長めになる傾向があります。遺伝による影響以外にも、歯ぎしりや食いしばり、歯科矯正や抜糸が歯並びに影響を与えているケースもあります。歯ぎしりや食いしばりが長く続くと、歯に強い力がかかるため、歯がすり減ったり、歯の向きが変わったりする可能性があります。噛み合わせの悪さやストレス、枕が合わない、集中している際に力を入れるクセなど、人によってさまざまな原因が考えられます。
NG習慣の見直し
表情筋の衰えや歯並びに影響するような習慣がある方は、改善しましょう。
- スマホやパソコン使用時の姿勢に注意する
- 長時間同じ姿勢でいない
- 歯ぎしりや食いしばりの解消
鼻の下を自力で短くする方法は?
表情筋のトレーニングやマッサージにて、表情筋をほぐしたり、鍛えたりして、伸びた鼻の下を短くする方法があります。表情筋の衰えが原因で鼻の下が長くなっている方は、継続にて効果が得られる可能性があります。また、鼻の下をキュッと短く見せるメイク術の活用もおすすめです。
エクササイズ・筋トレ
間延びした鼻の下の対策には、エクササイズがおすすめです。長期間続けることで、表情筋を鍛えられます。ただし、お顔を動かす際にシワが寄ったり、肌への摩擦や刺激が色素沈着の原因になる可能性があるため、クリーム等でしっかり保湿をしてから行いましょう。
口輪筋エクササイズ
1. 「あ」「い」「う」「え」「お」と、口を動かします。口元に力を入れて、ゆっくりと、大袈裟なくらいに大きく動かしましょう。
2. 上記1を、5回繰り返します。
上唇鼻翼拳筋エクササイズ
1. 背筋を伸ばして姿勢を整えます。
2. 上唇の上に割り箸(ストローやペンでもOK)を乗せます。
3. 割り箸を挟んだ状態で10秒間キープしましょう。
割り箸が落ちてしまう方は繰り返し行い、唇の上の筋力を鍛えましょう。
頬のマッサージ
お顔のマッサージは、血流やリンパの流れを促して、むくみやたるみの予防効果が期待できます。
1. 頬骨の下に指の腹(中指と薬指)をあてて、軽く押し込みます。
2. 小さく円を描きながらほぐしましょう。
3. 頬骨に沿って耳の横まで、徐々にずらしながらほぐします。
鼻の下を短く見せるメイク
ちょっとした工夫でお顔の印象が変わりますので、是非取り入れてみてください。
鼻下を短く見せるには、鼻の下にシェーディングを入れて立体感をだし、上唇を強調して唇痩せをカバーするのが基本です。
<鼻の下にシェーディング>
鼻の下に影ができると、立体感がでて鼻の下が短く締まって見えます。
鼻柱の下に逆三角形にシェーディングを入れましょう。ファンデーションよりも若干暗めのカラーがおすすめです。自然な仕上がりとなります。
<上唇に立体感を出す>
上唇のリップは、オーバーラインでフチ取りをして、大きく描きましょう。
自力のエクササイズやマッサージで鼻の下は短くなるの?
エクササイズやマッサージの継続にて、表情筋の衰えを改善できれば、ある程度の人中短縮効果は期待できると思います。ただし、遺伝的な要素が強い方や、肌の衰えや歯並びが鼻の下の長さに影響している方は、表情筋を鍛えてもあまり効果的ではありません。
セルフトレーニングをお試ししても効果が現れない方は、他の対策を考えてみましょう。
歯並びが気になる方は、歯列矯正という選択肢があります。ただし、歯列矯正はあくまでも歯並びや噛み合わせを整えるための治療であり、それに伴うお顔の輪郭やパーツの位置の変化は、あくまでも副次的な効果であると認識しておきましょう。また、歯ぎしりや食いしばりが気になる方は、マウスピース等で対策が可能ですので、歯科に相談してみましょう。
美容クリニックでは、鼻の下を短くし、お顔のバランスを整える施術が受けられます。当院では、切らずに人中を短くする施術をおすすめしています。
鼻の下を短くする美容整形
鼻の下を短くする美容整形術では、人中短縮ボトックスやCカールリップがおすすめです。いずれも切らずに注射のみでできる施術で、鼻下がキュッと引き締まり、若々しい印象になります。お顔も引き締まって見えるため、小顔効果も期待できます。ダウンタイムも抑えられており、気軽に受けやすい施術です。
人中短縮ボトックス
人中短縮ボトックスは、上唇のフチに数カ所、ボトックスを注入する施術です。ボトックスには筋肉の緊張や過剰な動きをやわらげる作用があります。唇の上にある口輪筋の力が弱まることで、上唇が上向きに変化して、鼻の下が短く見えるようになります。面長な印象が改善されます。
Cカールリップ(人中短縮ボトックス+唇ヒアルロン酸+口角ボトックス)
Cカールリップは、人中短縮ボトックスとスマイルリップ(唇ヒアルロン酸+口角ボトックス)を組み合わせた治療であり、鼻の下を短く見せる効果が高く、若々しく柔らかい印象の口元を作ります。
上唇のフチにボトックスを注入する「人中短縮ボトックス」で、唇を上向きにします。
唇にヒアルロン酸を注入して唇にボリュームを出し、人中を短く見せます。
口角下制筋にボトックスを注入して、口角を下げる力を弱めてへの字口を改善します。無表情の時でも口角が上がり気味になるため、にこやかな表情を作ります。
横から見た際に、鼻の下から上唇にかけて、アルファベットの「C」のようなラインになるのが特徴的です。ふっくらとした上向きの唇と自然な笑顔で、若々しさが強調されます。
鼻ヒアルロン酸注射(鼻柱)
鼻柱基部へヒアルロン酸を注入して、鼻先の高さを出す施術です。鼻中隔が伸びるため、鼻と唇の間の距離(人中)を短く見せたり、鼻の穴を目立ちにくくする効果があり、口元周りやお顔全体の印象が整います。硬さのあるヒアルロン酸製剤を使用します。
ヒアルロン酸の注入のみですので、ダウンタイムが短くナチュラルな変化を求める方におすすめです。
まとめ
自力で鼻の下を短くする方法と、おすすめの美容施術についてご紹介しました。
人中は、人によって美しく見える長さは異なりますが、短い方が若々しい印象を受けやすい傾向があります。
加齢や生活習慣による表情筋の衰えで鼻の下が長くなっている場合は、お顔の筋トレを是非お試ししてみてくださいね!メイクによる工夫もおすすめです。
美容医療では、人中短縮術のような大掛かりな手術をしなくても、ボトックス注射やヒアルロン酸注射を使用して、鼻の下を短くする方法もありますので、是非、ご検討くださいね!
プライベートスキンクリニック(PSC)では、患者様一人ひとりに最適な施術プランをご提案いたします。
鼻の下を短くしたい方は、当院へお気軽にご相談ください。
医師・スタッフ一同心より皆様のご来院をお待ちしております!
よくあるご質問
患者様からよくいただく質問をご紹介します。
Q.マッサージで人中を短くすることはできますか?
表情筋の衰えが原因で人中が伸びている場合、マッサージや表情筋トレーニングでの対策がおすすめです。ただし、効果がでるまでには時間がかかり、鼻の下が長い原因によっては、効果が得られないケースもあります。
Q.自力で鼻の下を短くする方法と、美容医療で人中を短くする方法のどちらが効果的ですか?
表情筋の衰えが原因の場合、エクササイズの継続が有効と言われています。マッサージやエクササイズで効果を感じられない場合は、美容医療による治療がより効果的です。切開して人中を短くする方法や、ヒアルロン酸やボトックス注射を使った切らない人中短縮もおすすめです。
Q.鼻の下が伸びてくる原因は何ですか?
加齢による肌や表情筋の衰えによって、鼻の下が長くなります。生活習慣の影響で表情筋が衰えてしまうケースもあります。骨格や遺伝の影響に加え、歯科矯正や抜歯による歯並びの変化が原因で、もともと鼻の下(人中)が長めの方もいます。
美容外科 美容皮膚科 プライベートスキンクリニック 梅田院
〒530-0002 大阪府
大阪市北区曽根崎新地1-3-16
京富ビル2階
この施術ページの監修医師
医療法人優聖会最高顧問井畑峰紀
糸リフトやフィラー注入によるしわ・たるみ治療や、にきび治療などの美肌治療を中心とした美容医療に携わる、確かな実績を持つ医師。
糸リフトやフィラー注入によるしわ・たるみ治療や、にきび治療などの美肌治療を中心とした美容医療に携わる、確かな実績を持つ医師。
所属
- 平成15年
- 大阪医科大学 形成外科教室:入局
- 平成21年
- 大阪医科大学 助教(准):就任
美容クリニック非常勤勤務:歴任
- 平成24年
- 医学博士学位取得
日本形成外科学会 専門医認定
- 平成25年
- 某美容クリニック:院長就任
- 令和5年
- プライベートスキンクリニック
最高顧問:就任 現在に至る
略歴
- 一般社団法人日本形成外科学会 形成外科専門医
- 特定非営利活動法人日本レーザー医学会 認定医
- 一般社団法人国際抗老化再生医療学会 正会員
- 一般社団法人 日本美容外科学会 JSAPS(Japan Society of Aesthetic Plastic Surgery) 正会員
- 一般社団法人日本美容皮膚科学会(Japanese Society of Aesthetic Dermatology 正会員
- 一般社団法人日本頭蓋顎顔面外科学会 正会員
- アラガン社 VST(ボトックスビスタ)認定医
- アラガン社 ヒアルロン酸バイクロスシリーズ注入認定医
- Miramar Labs社(ミラドライ開発社)ミラドライ認定医
学会発表
第67回 日本形成外科学会総会・学術集会(2024年4月10日~12日)
※当クリニックのホームページは、厚生労働省より2018年6月に施行された「医療広告ガイドライン」を遵守して作成しております。
※当クリニックの施術メニューは、公的医療保険が適用されない自由診療です。