ここまで綺麗になる!肝斑の治し方を解説


この記事でわかること
目次
「肝斑ってどうしたら治る?」「そもそも、どうして肝斑ができちゃったの?」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
肝斑があると、人と話すときに自信が持てない、鏡を見るたびに落ち込んでしまうなど悩みの原因になるでしょう。
しかし、肝斑は適切な治療をすると、改善します。
本記事では、肝斑の原因やセルフケア、おすすめの治療法などを紹介します。 肝斑の悩みを解消して、自信を持って生活できるような手助けになれば幸いです。
肝斑とは
肝斑とは、紫外線や女性ホルモンの乱れなどが原因で、主に頬骨のあたりに左右対称にできるシミの一種です。 目の周りを避けて現れるのが特徴で、痛みやかゆみはありません。
一般的なシミとは原因や治療法が異なります。 シミと同じ治療を行なうと悪化する可能性があるため、クリニックへ受診して正確に判断してもらう必要があります。
肝斑の原因
肝斑の原因として指摘されているのは、主に以下の3つです。
- 女性ホルモンの乱れ
- 紫外線
- 摩擦
それぞれ詳しく解説します。
女性ホルモンの乱れ
肝斑の主な原因と言われているのが、女性ホルモンの乱れです。
女性ホルモンの一つであるエストロゲンは、メラニンの生成を抑制する働きがあります。 エストロゲンが減少すると、メラニンが増加し、肝斑ができやすくなる傾向があります。
エストロゲンが減少するタイミングは以下の通りです。
- 40歳ごろ
- 閉経後
- 出産後~排卵が開始されるまで
上記の時期に肝斑の発症・悪化のリスクが高くなる可能性があります。
紫外線
紫外線も肝斑の原因の一つと言われています。 紫外線を浴びると、メラノサイト(メラニン色素を生成する細胞)が刺激され、メラニン色素が過剰に生成されて肝斑ができやすくなると考えられるためです。
紫外線は常に放射されているため、季節や天気に関係なく紫外線対策を心がけましょう。
摩擦
摩擦による肌への刺激も肝斑の発症や悪化の要因と考えられています。 肌への摩擦は炎症を引き起こし、メラノサイトを活性化させます。 その結果、メラニン色素が過剰に生成され、肝斑の原因となるのです。
日常生活では、肝斑予防のためにも下記のようなことは避けることを心がけましょう。
- 洗顔やクレンジングのときにゴシゴシこする
- メイクをするときに肌に強い刺激を与える
- 強い力でマッサージをする
敏感肌や乾燥肌の方は肌のバリア機能が低下している傾向で、摩擦の影響を受けやすいため、 注意が必要です。
肝斑とシミの見分け方
肝斑とシミの見分け方は、以下の表を参考にしてください。
肝斑 | しみ | |
左右対称性 | 左右対称 | 左右非対称 |
境界 | ぼやけている | 輪郭がはっきりしている |
色 | 薄い | 濃い |
発生部位 | 頬骨・額・鼻の周り | 頬骨の高い部分・こめかみ |
肝斑は頬骨のあたりに左右対称に現れることが多く、輪郭がぼやけているのが特徴です。 一方、一般的なシミは形がはっきりしており、左右非対称にできる傾向があります。 肝斑とシミでは治療法が異なり、肝斑にシミの治療(レーザー治療)を行なうと悪化する可能性があります。
肝斑・そばかす・シミの違いと適した治療法について詳しくはこちら
ただし、ご自身での判断が難しい場合があるため、自己判断せずにクリニックを受診し、適切な診断と施術を受けましょう。
肝斑を悪化させないセルフケア4選
肝斑を悪化させないセルフケアは、以下の通りです。
- 紫外線対策をする
- 食生活を見直す
- ストレスを解消する
- クリニックへ受診する
セルフケアを生活に取り入れ、肝斑を悪化させないようにしましょう。
紫外線対策をする
肝斑の悪化を防ぐためには、徹底した紫外線対策が必要です。 紫外線を浴びるとメラノサイトが活性化し、メラニン色素の生成が促進され、肝斑が悪化する可 能性が高まります。 日常的な対策として、以下を参考にしてください。
- 日焼け止めを毎日塗る
- こまめに日焼け止めを塗りなおす
- 帽子や日傘を使用する
日焼け止めは2~3時間おきに塗りなおすと効果的と言われています。 帽子や日傘は、UVカット加工が施されたものを選ぶようにしましょう。
食生活を見直す
食生活の見直しも、肝斑の悪化を防ぐために重要なセルフケアの一つです。 バランスの取れた食事を基本とし、特にメラニンの生成を抑える効果があるビタミンCを積極的に取り入れましょう。
また、大豆製品に含まれる大豆イソフラボンは、女性ホルモン(エストロゲン)と似た働きであり、 メラニンの生成を抑制する効果があります。 それぞれ、以下の食材に多く含まれています。
ビタミンC | ブロッコリー ピーマン ジャガイモ サツマイモ 青菜類 |
大豆製品 | 大豆 味噌 豆腐 しょうゆ |
これらの食べ物を積極的に摂取するように心がけましょう。
ストレスを解消する
肝斑を悪化させないためには、ストレスを解消すると良いと考えられています。
ストレスが溜まるとホルモンバランスが乱れる原因になるためです。 ストレスを溜めないように、以下を意識してみましょう。
- 十分に睡眠をとる
- 適度に運動をする
- 趣味に没頭する
- 好きな音楽を聞く
十分な睡眠や適度な運動など、日頃からストレスを溜めないように心掛けることが大切です。
クリニックへ受診する
セルフケアでの肝斑の改善は難しいと言われているため、すでに肝斑の症状があり気になる方 は早めにクリニックを受診しましょう。
肝斑とシミは見た目が似ているため、一般の方には見分けがつきにくいです。 自己判断で間違ったケアを続けていると、悪化させてしまう可能性があります。 クリニックへ受診し、肝斑かシミなのかを診断してもらい、適切な治療法を提案してもらうと良いでしょう。
おすすめの肝斑の治し方
おすすめの肝斑の治し方は、以下の通りです。
- レーザートーニング
- 白玉点滴(グルタチオン点滴)
- 美白内服薬
自分に合った施術法を見つけ、肝斑の悩みを解消しましょう。
レーザートーニング
レーザートーニングは、肝斑治療に効果が期待される施術として注目されています。 低出力のレーザーを照射し、レーザーによる広範囲の照射によって、メラノサイトを刺激せず肝斑を治療していきます。 施術中の痛みは個人差がありますが、我慢できないほどの痛みではありません。 レーザートーニングは肝斑以外にも、以下の効果が期待されています。
・美白
・肌のキメ
・シミ
美肌効果も期待できるため、肝斑以外にもお肌のお悩みがある方は、ぜひお試しください。 レーザートーニングは継続的な施術によって肝斑やお肌の悩みが改善されていくため、定期的な施術がおすすめです。
白玉点滴(グルタチオン点滴)
白玉点滴(グルタチオン点滴)はメラニンの生成を抑制する作用があるため、肝斑への効果が期待できます。 グルタチオンは強力な抗酸化作用があり、肌のくすみやシミ、そばかすも改善すると言われてい る成分です。 白玉点滴には、以下の効果も期待できます。
・抗炎症作用
・シミやそばかすなどの改善
・肝機能の改善
・代謝障害の改善
1回のみの点滴でも、効果を実感できる方もいます。 ただし、より高い効果を持続させたい方は、医師の指示に従った間隔で複数回の点滴がおすすめです。
美白内服薬
美白内服薬も、おすすめの肝斑の治療の一つです。 特に、シナールとトラネキサム酸は、肝斑治療によく用いられる代表的な内服薬です。 効果は個人差がありますが、1ヵ月ほどで徐々に現れる傾向があります。 肝斑の治療として内服する場合は、レーザートーニングと併用すると、より高い効果を実感しや すくなります。 肝斑を早く治療したい方は、レーザートーニングと美白内服薬の併用を検討すると良いでしょう。
まとめ
今回は、肝斑の治し方について詳しく解説してきました。 肝斑を悪化させないセルフケアは、以下の通りです。
- 紫外線対策をする
- 食生活を見直す
- ストレスを解消する
- クリニックへ受診する
肝斑はセルフケアによる改善が難しいため、改善したい方は美容医療による、以下の施術がおすすめです。
- レーザートーニング
- 白玉点滴(グルタチオン点滴)
- 美白内服薬
自分に合っている施術がわからなくて悩んでいる方は、お気軽に当クリニックまでご相談ください。
肝斑の悩みを解消し、自信を持って生活を送れるように、まずはクリニックへ受診し、適切な施術を見つけてみてください。
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よくあるご質問
患者様からよくいただく質問をご紹介します。
Q.肝斑とシミの治し方は違いますか?
肝斑とシミの治し方は違います。
肝斑は刺激に弱いため、低出力のレーザーを当てる施術が一般的です。 一方、シミは高出力レーザーで施術します。
肝斑にシミと同じ施術をすると、悪化のリスクがあるため、事前の見極めが重要です。
Q.肝斑は継続的に治療したほうが良いですか?
肝斑治療は継続的な治療がおすすめです。
レーザートーニングの場合は1回の施術ではなく、1〜2週間に1回、5回で1セットの施術をする と、より効果を実感できる可能性があります。
Q.レーザートーニングの注意点はありますか?
レーザートーニングは白斑(白抜け)になるリスクが指摘されています。適切な照射パワー・間 隔・回数を医師が見極めたうえで施術を行うことが大切です。
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美容外科 美容皮膚科 プライベートスキンクリニック 梅田院
〒530-0002 大阪府
大阪市北区曽根崎新地1-3-16
京富ビル2階
この施術ページの監修医師
医療法人優聖会最高顧問井畑峰紀
糸リフトやフィラー注入によるしわ・たるみ治療や、にきび治療などの美肌治療を中心とした美容医療に携わる、確かな実績を持つ医師。

糸リフトやフィラー注入によるしわ・たるみ治療や、にきび治療などの美肌治療を中心とした美容医療に携わる、確かな実績を持つ医師。
所属
- 平成15年
- 大阪医科大学 形成外科教室:入局
- 平成21年
- 大阪医科大学 助教(准):就任
美容クリニック非常勤勤務:歴任
- 平成24年
- 医学博士学位取得
日本形成外科学会 専門医認定
- 平成25年
- 某美容クリニック:院長就任
- 令和5年
- プライベートスキンクリニック
最高顧問:就任 現在に至る
略歴
- 一般社団法人日本形成外科学会 形成外科専門医
- 特定非営利活動法人日本レーザー医学会 認定医
- 一般社団法人国際抗老化再生医療学会 正会員
- 一般社団法人 日本美容外科学会 JSAPS(Japan Society of Aesthetic Plastic Surgery) 正会員
- 一般社団法人日本美容皮膚科学会(Japanese Society of Aesthetic Dermatology 正会員
- 一般社団法人日本頭蓋顎顔面外科学会 正会員
- アラガン社 VST(ボトックスビスタ)認定医
- アラガン社 ヒアルロン酸バイクロスシリーズ注入認定医
- Miramar Labs社(ミラドライ開発社)ミラドライ認定医
学会発表
第67回 日本形成外科学会総会・学術集会(2024年4月10日~12日)
※当クリニックのホームページは、厚生労働省より2018年6月に施行された「医療広告ガイドライン」を遵守して作成しております。
※当クリニックの施術メニューは、公的医療保険が適用されない自由診療です。