ニキビだけじゃない!おでこのブツブツを スッキリ解消する方法


この記事でわかること
目次
この記事では、「おでこのブツブツの正体」「セルフケアでの治し方」「美容クリニックでの治療法」 について解説しています。
ブツブツの原因と対処法を知って、つるんとした魅力的なおでこを目指しましょう。
おでこのブツブツの正体
ここでは、おでこのブツブツの原因となる疾患について、その特徴や発生原因を解説します。
稗粒腫
稗粒腫(ひりゅうしゅ・はいりゅうしゅ)は、おでこ、目の周り、頬にあらわれる直径1〜2ミリの白い 粒状のブツブツです。
炎症はなく、痛み・痒みなどもありません。
稗粒腫が発生する原因は、以下になります。
- 毛穴の奥にある毛包や皮脂腺に古い角質(老廃物)や柔らかい毛が詰まる
- 傷や火傷の治癒後にできる可能性がある
- 大人の稗粒腫の場合、ターンオーバーの乱れの可能性がある
ターンオーバーが原因である場合、ピーリングにより症状の改善が期待できます。 普段の生活では、できるだけ皮膚への刺激を避け、角質が溜まらないように心がけましょう。稗粒腫は放置しても問題ありませんが、自分で除去するのは危険ですので、除去したい場合には医療機関に相談しましょう。
汗管腫
汗管腫は、目の周りや額に1〜3mm程度の肌色または黄褐色の小さな隆起としてあらわれるお でこのブツブツです。痛みや痒みがないのが特徴となります。汗管腫が発生する原因は、汗を分泌するエクリン汗腺の汗管部が真皮内で異常に増殖するから だと言われています。科学的な理由はわかっていませんが、女性ホルモンが関与しているといわれており、男性より女 性に多くみられる傾向です。セルフケア等での改善も難しく、ピーリング等のターンオーバーの改善でも改善が見込めない可 能性があります。放置しても問題ありませんが、気になる場合は医療機関を受診し、適切な施術をしてもらうことを おすすめします。
毛嚢炎
毛嚢炎は、毛穴の奥にある毛包(毛嚢)で起こる炎症です。毛穴に一致して赤いブツブツや膿を伴う発疹があらわれ、軽い痛みを伴う場合があります。毛嚢炎の原因は、小さな傷から黄色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌などの細菌が皮膚内部に侵入 し、毛嚢内で増殖するためです。感染の原因は掻き傷やひげそりによる傷などが多く、皮膚の不衛生が発症の原因となると言わ れています。重症化すると硬いしこりや強い痛み、熱感を伴う場合があり、症状によっては抗菌薬による治療 (内服・外用)が必要です。
毛嚢炎の予防には以下の行動を心がけてください。
- 肌を傷つけないよう気を付ける
- 皮膚を清潔に保つ
- 肌の免疫を低下させないことが毛嚢炎の予防になります。
既に上記の特徴がある方やおでこのブツブツの痛みが強い場合は症状が悪化する前に、早めに医療機関を受診しましょう。
白ニキビ
白ニキビはニキビの初期段階で、皮脂が毛穴の外に出られず内部に溜まった状態です。 コメド(面皰)とも呼ばれ、主にTゾーン、あご、口の周囲に発生します。
白ニキビの原因には以下のようなものがあります。
- 皮脂の過剰分泌
- ターンオーバーの乱れ
- 乾燥や紫外線による肌ダメージ
不規則な生活、乾燥、ストレス、睡眠不足以外にも、脂質の多い食べ物や甘い食べ物の過剰摂 取など食生活の乱れは皮脂の過剰分泌やターンオーバーの乱れを促す可能性があります。皮脂の過剰分泌やターンオーバーの乱れは、皮膚の表面に古い角質が残り、毛穴が小さく閉じ てしまい、白ニキビの発症を促進させる可能性があります。また、乾燥や紫外線による肌のダメージは、皮膚が厚くなり、毛穴が狭くなって皮脂が排出されな いため、ニキビの原因になるでしょう。
おでこのブツブツに対するセルフケアでの予防や改善方法
肌の刺激を避ける
ブツブツが気になるからといって、洗顔の時にこすったり、一日に何度も洗うのは逆効果です。洗顔は1日2回、洗顔料をしっかり泡立てて泡を転がすように優しく洗い、十分な水で洗い流しま しょう。ブツブツがあると自分で押し出したくなるかもしれませんが、炎症や感染症の可能性もあるため、 絶対にしないようにしてください。メイクやスキンケアのときも、力を入れて肌に刺激を与えないようにしましょう。
保湿の徹底
保湿は毎日の継続が大切です。お手に取りやすい化粧水や乳液でも問題ないため毎日、洗顔の後はすぐに化粧水や乳液などで 保湿しましょう。ニキビができやすい、あるいはできている場合は、「ノンコメドジェニック」や「ハイポコメドジェニッ ク」と書いてある化粧品がおすすめです。
紫外線対策
肌を守るために、紫外線対策は季節に関係なく大切です。屋内でも窓ガラスを通して紫外線は降り注いでいます。
日焼け止めクリーム、帽子、日傘、サングラスなどを活用しましょう。
生活習慣の改善
おでこのブツブツは、皮脂の過剰分泌やターンオーバーの乱れが原因の可能性もあるため、生 活習慣の改善も大切になります。
脂っこいものや甘いものの食べ過ぎは避け、緑黄色野菜や食物繊維をバランスよくメニューに取 り入れましょう。
可能であれば十分な睡眠をとり、ご自分に合ったストレス解消法でストレス軽減を心がけてくださ い。
クリニックへの受診
おでこブツブツは、白ニキビだけではなく稗粒腫や汗管腫、毛嚢炎など様々です。 ブツブツの原因によっても対処法が変わります。
また、これらの症状は自分での判断が難しいため、気になる場合は医療機関への相談をおすす めします。ブツブツを見ると、つい潰したくなるかもしれませんが、炎症や跡が残る可能性もあるため自分で ブツブツを潰すのは絶対に避けてください。皮膚科や美容クリニックどちらに行けばよいか迷われるかもしれませんが、どちらも専門の医師 が診察してくれるため、まずは通いやすいクリニックへの相談をおすすめします。
美容クリニックでの治療法
当院でおすすめの施術をご紹介します。
ケミカルピーリング
ケミカルピーリングは、酸性のピーリング剤を塗布して古い角質を除去し、肌のターンオーバーを 促進する施術です。
ケミカルピーリングには以下の効果が期待できます。
- ニキビの予防、改善
- お肌のくすみ改善、トーンアップ
- 普段のスキンケアが浸透するようになり、メイクのノリが良くなる
ケミカルピーリングは次のような方におすすめです。
- ニキビ、毛穴の黒ずみでお悩みの方
- ニキビの予防・改善をしたい方
- くすみや色素沈着が気になっている方
- 肌のターンオーバーが乱れている方
ケミカルピーリングについては、汗管腫や一部対処できないおでこのブツブツもあります。 当院では患者様の状態を確認して適切な処置を提案させていただきます。
ミラノリピール
ミラノリピールは、トリクロロ酢酸(TCA)35%配合の特殊なピーリング剤で、ダウンタイムを極力 抑えた施術です。
従来のピーリングに較べて皮むけや赤みが少ないのが特徴で、酸によるピーリング効果に加え、 アミノ酸やビタミンの刺激作用でエラスチンやヒアルロン酸の産生を促します。さらに皮膚再生作用のあるGABA、アルギニン、リボフラビンや保湿作用のあるスクワランも配合 されているので、シワ改善やリフティング効果も期待できます。
ミラノリピールは次のような方におすすめです。
- 肌のハリ、艶の改善を目指す方
- 美白、くすみ改善を目指す方
- ニキビを予防したい方
- キメの乱れ、毛穴の開きでお悩みの方
ミラノリピールについては、汗管腫や一部対処できないおでこのブツブツもあります。 当院では患者様の状態を確認して適切な処置を提案させていただきます。
まとめ
今回は、おでこにできるブツブツに悩んでいる方に向けて、その原因やセルフケアの方法を解説 してきました。
おでこのブツブツを治して、つるんとした美しいおでこを取り戻すには、正しいスキンケアと生活習 慣を整えることが大切です。
それでも改善しない皮膚トラブルは、むやみに触らずクリニックへの相談をおすすめします。 プライベートスキンクリニックでは、患者様の症状に合わせて最適な治療を提案いたします。 皮膚トラブルに悩んでいる方は、お気軽にご相談ください。
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よくあるご質問
患者様からよくいただく質問をご紹介します。
Q.おでこにできるニキビじゃないブツブツは何ですか?
おでこや目の周りのブツブツは「稗粒腫」かもしれません。
その場合、放置しても問題はありませんが、気になる場合は自分で潰したりせずクリニックに相 談してください。
ケミカルピーリングは稗粒腫の原因となる角質を除去してターンオーバーを正常化する効果が期 待できます。
Q.おでこにブツブツができる原因は何ですか?
おでこのブツブツには、稗粒腫、汗管腫、毛嚢炎、白ニキビなど、複数の原因が考えられます。 既に発症している場合はセルフケアでの改善が難しいものもあるため、クリニックへの受診をお すすめします。
症状を悪化させないためにも、普段から適切なスキンケア、紫外線対策、生活習慣の改善を心 がけましょう。
Q.おでこのブツブツを治すにはどうしたらいいですか?
おでこにブツブツができている場合には、あまり触ったりこすったりせず、クリニックで相談してく ださい。
まず、おでこのブツブツが何であるかを診断してもらいましょう。 自分で潰すと感染を起こしたり跡になるリスクもありますので、絶対にやめてください。
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美容外科 美容皮膚科 プライベートスキンクリニック 梅田院
〒530-0002 大阪府
大阪市北区曽根崎新地1-3-16
京富ビル2階
この施術ページの監修医師
医療法人優聖会最高顧問井畑峰紀
糸リフトやフィラー注入によるしわ・たるみ治療や、にきび治療などの美肌治療を中心とした美容医療に携わる、確かな実績を持つ医師。

糸リフトやフィラー注入によるしわ・たるみ治療や、にきび治療などの美肌治療を中心とした美容医療に携わる、確かな実績を持つ医師。
所属
- 平成15年
- 大阪医科大学 形成外科教室:入局
- 平成21年
- 大阪医科大学 助教(准):就任
美容クリニック非常勤勤務:歴任
- 平成24年
- 医学博士学位取得
日本形成外科学会 専門医認定
- 平成25年
- 某美容クリニック:院長就任
- 令和5年
- プライベートスキンクリニック
最高顧問:就任 現在に至る
略歴
- 一般社団法人日本形成外科学会 形成外科専門医
- 特定非営利活動法人日本レーザー医学会 認定医
- 一般社団法人国際抗老化再生医療学会 正会員
- 一般社団法人 日本美容外科学会 JSAPS(Japan Society of Aesthetic Plastic Surgery) 正会員
- 一般社団法人日本美容皮膚科学会(Japanese Society of Aesthetic Dermatology 正会員
- 一般社団法人日本頭蓋顎顔面外科学会 正会員
- アラガン社 VST(ボトックスビスタ)認定医
- アラガン社 ヒアルロン酸バイクロスシリーズ注入認定医
- Miramar Labs社(ミラドライ開発社)ミラドライ認定医
学会発表
第67回 日本形成外科学会総会・学術集会(2024年4月10日~12日)
※当クリニックのホームページは、厚生労働省より2018年6月に施行された「医療広告ガイドライン」を遵守して作成しております。
※当クリニックの施術メニューは、公的医療保険が適用されない自由診療です。